救護センターブログブログ

2020年1月14日(火)真鴨

正月早々にマガモが持ち込まれました。
先祖にマガモ以外のカモ,おそらくカルガモがいたようで
マガモにしては…というようなカモでした。


嘴の黄色が薄く,首の白い輪っか模様も後ろにはありません。

この子を見ていると,「マガモにはマガモ!からマガモ?まで色々いる」と,
お酒の席で教えてもらったことを思い出しました。
戯言のようでもありますが,なかなか言い得て妙です。
カモは交雑しやすい鳥なので,マガモだけでなく他のカモでも見受けられますね。

このマガモは背中に木の枝が刺さっていたので保護されたのですが,
傷の治りも早く,数日で水浴びできるまでに回復しました。

水浴びしているマガモの姿は見ていても飽きず,幸せな気分になります。
動画に撮ったものを公開していますので,そちらもご覧ください。
水浴び編鳴き声編に分かれています。
水かきを動かしてバランスをとりながら,プリプリのお尻をフリフリするマガモは,
食べたくなるほど可愛いです♪ ←いや,食べたらアカン!

水浴び後は念入りに羽繕いをし,
しばらくすると,嘴を翼と体の間に入れて寝ていました。


焦げ茶色の胸もプリプリで,お尻のよう。ホントにカモは可愛いです。

みんなには不評のカモの匂いも,私にとってはいい香り。落ち着きます~(*´▽`*)
だからといって,ずっと一緒にいる訳にはいきません。
早く放野させてあげたいなぁと思っていたら,すぐに日程が決まり,
自然に帰っていきました。


放野用の段ボール箱には,いつも「長寿と繁栄を!」と英文で書き
ゲン担ぎをしています。

マガモは今頃は古巣に戻って羽を伸ばしているのでしょうか。
それとも,新天地で羽ばたいているのかな。

                               救護センタースタッフ 吉川