救護センターブログブログ

2019年12月26日(木)そばにいるよ コガモ

京都の森にある救護センター掲示板では
京都市内で見ることのできる野鳥を随時,紹介しています。
今回は,コガモです。

小型のカモだから,コガモ(小鴨)です。
ハトぐらいの大きさなので,何かのカモの子どもと思われることもあり,
持ち込まれたカモをめぐり,こんなやりとりもありました。
「子鴨だと思うのですが。ヒナではないと思います」
「えぇ,小鴨ですね」
「やっぱり子どもでしたか」
「いえ,小鴨という名前のカモで,これで大人です」
小鴨と子鴨。紛らわしいです。
できれば他の名前にしてほしかったと思うのは私だけでしょうか…。


オスは結構,派手な顔をしています。


オスのお尻(下尾筒)も黄色い三角形。
小さい以外にも特徴はいくつもあるのに (*´Д`)

コガモは冬の渡り鳥です。
カモの中では早めに日本にやってきて遅めに帰るので,だいたい10月から4月にかけて観察することができます。

とはいうものの,警戒心がかなり強いので,「珍しく川岸にいる」と思ってカメラを構えたら,気配を察知してスーッと川の真ん中へと泳いでいきました。

行かないで~。じゅうぶん離れたところにいてたんですけど…。

ヒドリガモやマガモは,目が合ってもお構いなしにエサを食べ続けるのに…。
カモも色々です。

                               救護センタースタッフ 吉川