救護センターブログブログ

2019年12月3日(火)アオバト話


なんで食べてくれへんのやろ。
保護してくれた人のとこでは食べてたゆうのに。
よう熟れた柿も入ってんのに。

ちょっと,そこのアオバトはん!

あんさんのことどすえ。

先に保護されて来てるアオバトはんがちっとも食べへんから
お手本を見せてもらえると期待して,
食べてる姿が見えるよう,窓付きの段ボールケージもこさえたのに。

一緒になって断食するやなんて!
ホンマ,難儀やわぁ…。
せやけど,どんなに残さはっても,なんぼでも作りますよってに。
ええ加減,食べとおくれやっしゃ。

と,段ボールに向かって喋りかけていたところ
ほんの少しだけ食べるようになりました。

アオバトのためを思ってやっていることだけど,
治療のたびに体をつかまれたのでは,警戒心も恐怖心も最大級。
人への不信感も半端なく …(/_\)
ま,私がアオバトなら同じことやってるでしょうけど。

ということで,現在,アオバトが2羽いて
悲喜こもごもの日々を送っています。

                                 救護センタースタッフ 吉川