救護センターブログブログ

2019年1月30日(水)アオバト,新天地へ


好き嫌いを連発し,救護センタースタッフを翻弄していたアオバト
野生復帰は叶わず,動物園に移ることになりました。
現在は野鳥舎で飼育展示されています。

野鳥舎には救護センター出身の先輩アオバトが2羽います。
同居初日は3羽がつかず離れずの距離を保っていたそうです。
ヘビ,ナメクジ,カエルの三すくみ状態だったのかな。


様子を見に行きましたが,今も見事な三角関係でした(*´▽`*)
赤丸が新入りのアオバトです。


ヒヨドリの定位置近くに陣取っています。

アオバトが野鳥舎の環境になじみ,
オカリナのような音色で「ア~オ~アオアオ~」の鳴き声を
披露してくれる日が来ればと思います。

さて,救護センターでは偏食のアオバトさんがいなくなり,やれやれ \(´ー`)/
と思いきや,実は1月上旬にアオバトが保護されて来ています。
また心が折れそうになりながら,餌を調達する日々がくるのかと身構えましたが
数日で自力採餌してくれて,ホッとしました。

  ドングリ好きやねん。10個は軽くペロッといけるで!

このアオバトは骨折がひどく,やむなく断翼の処置を取りました。
体のバランスをとるのが難しくなり(←当たり前ですね),
慌てるとひっくり返ってしまいます。
これから徐々に,片翼の状態に慣れていってもらうしかありません。


手術の前の処置で抜いた羽も,少しずつ生えてきています。

いっぱい食べて体力をつけて,頑張っていってほしいです。
私たちもアオバトが感染症にならないよう,気をつけてケアしていきます。

                               救護センタースタッフ 吉川