救護センターブログブログ

2018年12月8日(土)11月の救護状況

11月は鳥類4種8羽の搬入がありました。
そのうちホンドフクロウが元気に野生へと帰っています。
また,10月に搬入されたアオバズクも元気に野生へと帰りました。

ホンドフクロウ
 
民家の庭先に設置されたネズミ捕りにひっかかってしまい,
身動きが取れないところを救護されました。
顔や翼に付着した粘着物質を洗浄し,1週間ほどで元気に野生へと帰りました。
ネズミ捕りを屋外に設置すると,野鳥だけでなく,イタチやヘビなどの
小動物もひっかかってしまう可能性があります。
ネズミ捕りは屋内のみで使用していただくようご協力ください。

アオバズク

車との交通事故に遭い,交差点の真ん中で飛べずにいたところを
救護されました。
救護時は全身の複数個所に内出血がありましたが,
幸い骨折などの大きなケガはありませんでした。
飛翔のリハビリを行い,元気に野生へと帰りました。

カルガモが園内水禽舎へ,ハヤブサが大学の研究施設へ移動しました!

カルガモ

道端でカラスに襲われていたところを救護されました。
左翼を骨折しており,状態がかなり悪かったため断翼をしています。
飛翔ができず野生復帰が不可能なため,園内水禽舎での飼育となりました。

ハヤブサ

4年前の夏に住宅街で動けなくなっていたところを救護されました。
左翼に大きな傷があり,状態がかなり悪かったため断翼となりました。
飛翔ができず野生復帰が不可能なため,救護センター内で飼育していましたが,
この度,大学の研究施設へ移動となりました。

ご協力ありがとうございました!

   救護スタッフ アベ