救護センターブログブログ

2018年10月3日(水)3度目の正直

夏鳥のアカショウビンが相次いで救護センターに来ました。

お腹にウロコ模様があるので,今年生まれの幼鳥です。
南の国へ帰ろうとして,何かにぶつかったようだったので,
しばらく安静にさせてから,その日の夕方に放野を試みました。

2羽一緒に放野をしてみると・・・
ベンチに鎮座して,放野は頓挫。
室内では飛んだのに。

どうしたものかと途方に暮れるT獣医。

日を変えて2回目。
1羽で放野を試みます。
あろうことか京都の森の田んぼに張ってあったスズメ除けネットに突っ込み
カスミ網引っ掛かり状態に。
道ばたに連れてきても,置物のようにじっとしたまま。

頼むから飛んで~と願うT獣医。

さらに日を変えて3回目。
ドバトを蹴散らして飛んだぁ!
と思ったら「ゴン!」って(◎_◎;)
まさかの衝突。しかも小さな窓ガラスに。

仕切り直して,テイク2。

みんなが固唾を飲んで見守る中,
アカショウビンは飛んでいきましたとさ。

                                救護センタースタッフ 吉川