救護センターブログブログ

2018年9月11日(火)8月の救護状況

8月は鳥類9種12羽の持ち込みがありました。
そのうち次の5羽が元気に野生へと帰っています。


              アカショウビン

              コシアカツバメ

                ムナグロ

            シロハラミズナギドリ

                 ツバメ

持ち込まれた12羽のうち6羽の救護原因が「窓ガラスや壁に衝突」したことに
よるものでした。
多くの野鳥の場合,窓ガラスの存在に気付くことができません。
窓ガラスの反射により,草木や空があると勘違いし,
全速力で衝突をしてしまうのです。
骨折や脳しんとう,神経症状の他,衝撃のあまり死亡してしまうケースも
少なくありません。

         神経症状により首が傾いたメジロ

このブログを読んでいる心優しいみなさんはきっとこう思ったことでしょう。
「なんてかわいそう…私にも野鳥のためにできることはないかしら…」

あります!しかもとても簡単に!

ステップ1 窓ガラスを探しましょう。

ステップ2 窓際にカーテンやすだれを掛けましょう。

すると,あ~ら不思議。
窓が反射しないので,野鳥たちの衝突を防ぐことができます。

「うちの窓はもうちょっとオシャレにしたいわ!」という方は,
猛禽類のステッカーを窓に貼ってみてはいかがでしょうか?

オシャレなのはもちろん,野鳥に天敵がいると思わせることで衝突を防ぐことが
できますよ。

これから渡り鳥が移動を始める季節のため,事故の可能性も高くなってきます。
ぜひともご協力をお願い致します。

   救護スタッフ アベ