救護センターブログブログ

2018年4月11日(水)年次報告

昨年度は3種4頭の哺乳類と,34種79羽の鳥類が保護され
そのうちの45.8%に当たる2頭36羽を野生に帰すことができました。
野生鳥獣救護へのご協力,ありがとうございました。

野生には帰せなかったものの,カルガモとメジロは
京都市動物園に移りました。
blog20180411_1_q5 カルガモ
blog20180411_3_q5 メジロ

救護原因では人工物への衝突が最も多く,交通事故,
粘着物付着,テグスやルアーの絡まり事故など
人が関係して野生動物たちが傷つく事例が大半を占めました。
飼い猫による襲撃も多く,違法飼育の摘発もありました。

窓ガラスにはバードセイバーシールを貼る,
ネズミ捕り粘着シートは屋内で使う,
テグスや釣り具は回収するなど,
私たちが日常生活で少し気をつければ
不用意に野生動物を傷つけることも無くなることでしょう。

ぐったりしていた動物たちが日に日に元気を取り戻し,
野生に帰っていく日を迎えると嬉しい気持ちでいっぱいになります。

blog20180411_4_q5
  重傷だったこのウミネコもリハビリを経て野生復帰できました。
  今頃はどうしているかな。

1頭でも1羽でも多く,野生に帰せるよう頑張っていきたいと思います。

                               救護センタースタッフ 吉川