救護センターブログブログ

2018年1月6日(土)12月の救護状況

先月は3種3羽の持ち込みがありました。
そのうち,すでにキンクロハジロが元気に野生へと返っています。
また,11月に救護されたイカル,シロハラ,カワラヒワの3羽も
元気に野生へと返りました。

blog20180105_1
               キンクロハジロ

blog20180105_2
                 イカル

blog20180105_3
                 シロハラ

blog20180105_4
                カワラヒワ

ネコに襲われケガを負ったトラツグミが持ち込まれましたが,
残念ながらその日のうちに死亡してしまいました。
解剖の結果,ネコの牙もしくは爪が肺にまで到達していたことがわかりました。

トラツグミなどの地面で昆虫や木の実を探す野鳥はネコの被害を受けやすく,
その傷の深さから死亡してしまうケースも少なくありません。

動物の愛護と適正な飼養を推進することを目的に定められた
「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づく基準に
「猫の所有者等は,疾病の感染防止,不慮の事故防止等猫の健康及び
安全の保持並びに周辺環境の保全の観点から当該猫の屋内飼養に努めること」
という記載があり,
イエネコの幸せのためにも屋内で飼養することが推奨されています。

野鳥にとっても,ネコにとっても,幸せな1年になることを願います。

   救護スタッフ アベ