救護センターブログブログ

2017年10月26日(木)ゆく鳥くる鳥

オオルリとメボソムシクイを放野しました。
どちらも何かにぶつかったのか
ぼーっとしていたところを助けられ,救護センターに来ていました。
blog20171026_1_q5 ←オオルリのメス
blog20171026_3_q5 メボソムシクイ

飛ぶのが得意の鳥でも
突風にあおられたり,パニックに陥ったりして
窓ガラスや車,木にもぶつかることがあります。

鳥が保護されたときには,体重の10%の水分が失われている
と言われていますので,最初に水分補給をします。
点滴液を注射したり,嘴の端っこに1滴ずつ垂らして飲ませたりします。

目立った外傷がない時は,木箱に入れて数時間安静にさせます。
薄暗いところでじっとしていれば,やがて回復して飛べるようになります。
blog20171026_5_q5 こんな感じの木箱です。

部屋の中で飛ばせてみて,
高く飛べない,旋回できない,飛距離が短いなどイマイチなときは
何日か救護センターで過ごしてもらうことになります。

オオルリもメボソムシクイも,数日を救護センターで過ごしました。
どちらも夏鳥なので,南へと渡っていきます。
オオルリさん,メボソムシクイさん,お元気で(^^)/~~~
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  放野直後のメボソムシクイ

街にはもう,ヒッヒッと鳴くジョウビタキの姿がありました。
冬鳥が次々と渡ってきています。
冬鳥のみなさん,お帰りなさ~い♪

        救護センタースタッフ 吉川