救護センターブログブログ

2017年8月22日(火)「あるモノ」

先日,8月12日(土)は『救護が行く!~クイズでガイド~』にご参加頂き,
ありがとうございました!

今回は新たな試みとして,実際に動物にまつわる「あるモノ」を
みなさんに触って頂きました。
一見,フンのようにも見えますが,一体これは何だと思いますか?

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これは鳥類において,消化がされずに吐き出された食べ物のカスで
「ペリット」といいます。
動物の骨や毛,昆虫の翅(はね)や脚,魚の鱗,植物の繊維など,
その鳥が食べたものでできていますので,内容はさまざまです。
これはハヤブサが吐き出したものですが,
ハヤブサは猛禽類,お肉を食べる鳥なので,
未消化の動物の毛などでできたペリットを吐き出しました。

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こちらはカワセミのペリット。
魚を食べるカワセミは,鱗や小骨が混ざったペリットです。
写真だとわかりにくいのですが,実物は鱗が反射して少しキラキラしています。

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アオバズクは昆虫を食べていたようですね。
消化がされなかった翅や脚がペリットとなって吐き出されています。

山や森の中でペリットを見つけたら,
その近くに巣がある可能性が高いといわれています。
見つけられたらラッキー!そ~っと探してみましょう!

次回の『救護が行く!~クイズでガイド~』は9月9日(土)14時からの開催です。
参加は無料!集合場所は京都の森入口!ぜひ,ご参加ください!

   救護センタースタッフ アベ