救護センターブログブログ

2014年12月27日(土)暖房の部屋

救護センターには,温度管理のできる部屋が3部屋あります。
そのうちの1部屋の様子がこちらです。

それぞれのケージをアカショウビンが使っています。
「あれ!?こんな時期にアカショウビン??」
と思った方もいるのではないでしょうか。

アカショウビンは夏鳥のため,この時期は東南アジアの方で越冬している鳥です。
救護センターにいるアカショウビンは,夏の終わりに,越冬地へ渡りをしている最中に事故にあったと考えられています。
同じ時期に3羽が保護されましたが,1羽は衰弱が激しく,残念ながら死んでしまいました。
どの個体も翼を骨折していたため,治療に数ヶ月かかり,渡りに間に合いません。

冬に放鳥することはできないので,暖かくなるまでこの部屋で飼養管理します。
先は,まだまだ長いですね。

救護センタースタッフ 森本