野生鳥獣救護センター

救護センターブログ

2014年05月28日 (水)
誤認保護注意!

京都でもニホンジカが出産する時期になりました。
昨年のブログで紹介しましたが,ニホンジカの誤認保護が起きる季節でもあります。
 (現在京都府では,ニホンジカおよび哺乳類の幼獣は救護の対象外となっています。) 

この季節は,木の根元や岩場のすき間などに,幼獣が1頭で座り込んでいることがあります。
「親とはぐれて,1頭でいる」
「怪我をしていて,座り込んでいる」
と間違われやすいのですが,今一度ニホンジカの生態を思い出しましょう。

まず,なぜ親ジカと離れて1頭でいるかです。
親ジカはどこで何をしているか,それは幼獣に飲ませるミルクを作るために,野山に餌を食べに出ています。
もし幼獣を引き連れて歩くとなると,まだ足腰の弱い幼獣はついて行くことができないでしょう。
また,動く姿が目撃され,外敵に狙われるリスクも高くなるはずです。
ですので,幼獣を隠して採食に出ていると考えられています。
ちなみに,幼獣の体の模様は,保護色になっているといわれています。
木漏れ日が当たる土木に見えるのだとか。

次に,本当に怪我をしていて,座り込んでいるのかです。
幼獣に近づいても逃げ出さない理由の多くは,まだ足腰が弱く急に動き出せないこと,怯えて緊張していること,安全のためにじっとしている時期だということが挙げられます。
昨年救護センターに来た個体のほとんどが,大きな怪我などない状態で持ち込まれました。
救護理由として「溝にはまっていた」と言われる方もいますが,「溝に隠れていた」可能性が考えられるので,騒がず,触らず,そっとしておきましょう。

人が育てた幼獣を群れに戻すことは困難を極め,人を恐れないシカに育ち,農業被害を起こして害獣になる問題も考えられます。
かすり傷程度であるならば親ジカを信じて,親ジカが迎えに来られる工夫を考えてあげてください。

救護センタースタッフ 森本

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