救護センターブログブログ

2013年6月12日(水)スズメの巣

スズメのヒナが持ち込まれました。
まだ巣の中にいるような赤裸のヒナです。(ちなみに隣のプラスチックは,ペットボトルのキャップです。)
背中の黒い線,嘴の色が黄色く,口の中が赤い色をしているのが特徴です。

この状態のヒナはまだ羽が生えてなく,自分では立つこともできないくらい足も弱いため,自力ではあまり移動できません。おそらく巣から落ちてしまったヒナだと考えられます。もしこのようなヒナを拾ったら,巣がないか周辺を探してみてください。

ところで,スズメの巣がどんなところにあるかご存知でしょうか?
鳥だから木に巣がかかっているものと思い込んでないでしょうか?

自然界のものを利用した巣では,木の樹洞や枝の茂み,ツバメなどの古巣を利用しますが,そればかり探しているとヒナを戻す巣は見つからないかもしれません。

では,街中で見かけたことはないでしょうか?
実は,民家の壁や屋根などの隙間によく巣を作っています。具体例を挙げると,屋根瓦の下などの隙間,換気口の隙間,屋根と柱との間にできた隙間,配線を通すために開いた穴,石垣の隙間など,さまざまな隙間を利用します。
巣材に枯れ草を利用するので,隙間から枯れ草が見えるかもしれません。

もし赤裸のヒナを拾ったら,スズメの親鳥が巣に戻る姿が見えないか観察したり,周辺の住民や隣接するお店の方に聞いて確認してみてください。普段から近くにいないと気付けない場所に巣があるかもしれません。
※ 巣の位置が民家や施設であった場合,無断で巣に戻さず,必ず住人や管理人に連絡を取ってください。

救護センタースタッフ 森本