野生鳥獣救護センター

京都市動物園野生鳥獣救護センターでは、傷ついたり病気にかかったりしている野生の鳥類と哺乳類の救護活動を行っています。京都市内で救護された野生の鳥類と哺乳類について、治療を行い、回復して自然復帰ができるようになると京都府の職員によって適切な場所に放されます。
野生鳥獣救護事業は、昭和50年から京都府と京都市が協力して行っており、平成元年10月には野生鳥獣救護センターを開所しました。救護動物数に対して、救護センターが手狭であったため、平成25年に新しい救護センターを開設し、同7月1日から現在の救護センターで救護事業を行っています。

救護の対象

傷ついたり病気にかかったりしている野生の鳥類と哺乳類が救護の対象で,京都市内で救護された動物に限ります。野良犬、野良猫、伴侶動物(ペット)、家畜や家禽、特定外来生物に指定されている鳥獣(アライグマ,ヌートリア等)、両生類や爬虫類等は対象外となります。なお,平成25年10月から有害鳥獣として駆除されている動物等一部の動物が救護対象から除外されています。詳しくは京都府農林水産部農村振興課(野生鳥獣担当)の「傷病鳥獣の救護等について(http://www.pref.kyoto.jp/choujyu/choujyukyugo.html)」をご覧ください。
また、オオサンショウウオは特別天然記念物に指定されていますので、保護が必要な場合は文化財保護課(075-366-1498)へご連絡ください。
カラスに襲われる、シカやイノシシに農地を荒らされる等の生活被害・農作物被害等には対応しておりませんので、ご了承願います。

救護センターで受付できない動物

イヌ、ネコ、ペット、家畜・家禽
特定外来生物(アライグマ・ヌートリア等)
両生類・爬虫類
京都府が指定している農作物等に被害を与えている野生動物
ドバト,キジバト,カラス,スズメ,ムクドリ,ヒヨドリ,カワウ,
シカ,イノシシ,サル,タヌキ,ハクビシン,アナグマ
ヒナ・幼獣

※収容する事に危険を伴うクマなどは受入れをお断りすることがあります。

※現在、国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したため、ハヤブサやオシドリ等の検査優先種1・2の受入れを中止しています。その他の種については、同一箇所で3羽以上死亡していた場合、受入れを致しかねますので御了承ください。

検査優先種1・2(受入中止鳥類)

ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、コクチョウ、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、マナヅル、ナベヅル、ユリカモメ、オジロワシ、オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、マガモ、オナガガモ、トモエガモ、ホシハジロ、スズガモ、オオワシ、クマタカ、フクロウ

京都府内の救護機関一覧

京都府内における傷病鳥獣の受入先は、救護された地域により異なります。以下の表をご参照ください。

京都府獣医師会救護指定医リスト

京都市獣医師会救護指定医リスト

救護機関名 対象地域 連絡・相談先
京都府獣医師会
救護指定医
京都市内を除く
府内全域

受入先動物病院については京都府獣医師会に御相談ください。
※病院によっては、診療時間、設備、スタッフ等の事情により救護できない場合があります。必ず事前に連絡してください。
京都府獣医師会:電話 075-313-4728

京都市獣医師会
救護指定医
京都市内 受入先動物病院については京都市獣医師会に御相談ください。
※病院によっては、診療時間、設備、スタッフ等の事情により救護できない場合があります。必ず事前に連絡してください。
京都市獣医師会:電話 075-693-9006
京都市動物園
野生鳥獣救護センター
京都市内 持込みを希望される方は,事前に075-771-4627まで連絡をお願いします。
福知山市動物園 亀岡市以北 電話 0773-23-4497

ご案内

・窓口にて御相談後,救護が必要と判断された傷病鳥獣に限り,京都市動物園野生鳥獣救護センターで受け入れることができます。なお、持込みは、発見者の方に行っていただいておりますので、ご協力よろしくお願いします。

・施設のご利用について
展示施設ではないので見学等は受け付けていません。収容しているのは傷ついた野生動物です。人が近づくだけでストレスを感じるため、一般の方の見学やお見舞い等はご遠慮願います。ただし、環境教育のプログラムとして、野生動物の救護を教材とした啓発活動を行うことがあります。

受付時間 AM9:00~PM4:30
休館日 年末年始(12/28~1/1)
所在地

京都市左京区岡崎法勝寺町 京都市動物園内二条通側(入口は岡崎道と二条通交差点から約100m東側。)
※ 傷病鳥獣の持込みに限り、駐車場をご案内します。

電 話  075-771-4627