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2024年11月20日(水)ツシマヤマネコの移動

 この度、環境省によるツシマヤマネコの保護増殖事業の一環として、ツシマヤマネコの
「アザモ」、「シュウシ」の来園及び「リョウ」、「サスナ」の転出が決まりました。
 これにより、しばらくの間、本園では「キイチ」(オス17歳)、「マユ」(メス10歳)、
「アザモ」(メス0歳)、「シュウシ」(オス0歳)の計4頭を飼育します。

1 本園に来園するツシマヤマネコ
 ⑴ 1頭目
  ア 愛称
   「アザモ」(メス)
  イ 出生年月日
   令和6年5月9日生(0歳)
   名古屋市東山動植物園生まれ
  ウ 来園予定日
   令和6年12月13日(金)
  エ 来園の目的
   次の繁殖シーズンの繁殖に向けて飼育管理するため。

アザモ

 ⑵ 2頭目
  ア 愛称
   「シュウシ」(オス)
  イ 出生年月日
   令和6年5月24日生(0歳)
   名古屋市東山動植物園生まれ
  ウ 来園予定日
   令和6年12月13日(金)
  エ 来園の目的
   次の繁殖シーズンの繁殖に向けて飼育管理するため。

シュウシ

2 本園から転出するツシマヤマネコ
 ⑴ 1頭目
  ア 愛称
   「リョウ」(オス)
  イ 出生年月日
   平成26年5月27日生(10歳)
   九十九島動植物園生まれ
  ウ 転出予定日
   令和6年12月12日(木)
  エ 転出目的
   繁殖に取り組むため、福岡市動植物園に移動します。

リョウ

 ⑵ 2頭目
  ア 愛称
   「サスナ」(メス)
  イ 出生年月日
   令和3年4月30日生(3歳)
   東山動植物園生まれ
  ウ 転出予定日
   令和6年12月12日(木)
  エ 転出目的
   繁殖に取り組むため、ツシマヤマネコ野生順化ステーションに移動します。

サスナ

3 これまでの経過
・平成24年4月、ツシマヤマネコの保護増殖事業についての普及啓発を目的として、
 ツシマヤマネコの展示を開始。
・平成26年5月、環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会の間で締結した
 「生物多様性保全の推進に関する基本協定」に基づき、本園と名古屋市東山動植物園が
 飼育下繁殖の第二拠点として位置付けられる。
・平成27年1 月、福岡市動物園から「メイ」(メス)、九十九島動植物園
 (長崎県佐世保市)から「キイチ」(オス)が来園(平成29年12月九十九島動植物園へ転出、
 令和2年12月6日九十九島動植物園から展示個体として再来園)。
・平成28年4月8日、「メイ」が帝王切開により2頭を出産したが、同日に2頭とも死亡。
・平成29年5月11日、「メイ」が再び帝王切開により2頭(「勇希」、「優芽」)を出産。
 メイは平成29年12月に井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)へ転出。
・平成30年12月、九十九島動植物園から「リョウ」、令和元年11月に福岡市動物園
 から「ユリ」が来園し、「メイ」とともに繁殖に取り組むも妊娠には至らず。
・令和4年11月に「マユ」が来園し、「リョウ」、「ユリ」とともに繁殖に取り組むも
 妊娠には至らず。
・令和5年12月に「サスナ」「ユイ」が来園し、「リョウ」「マユ」とともに繁殖に
 取り組むも妊娠には至らず。

4 取材について
 神経質な動物のため、移動に際しての取材には応じることができません。
それ以外の取材や、画像データを御希望の方は、京都市動物園
(電話:075‐771‐0210)までお問い合わせください。


5 ツシマヤマネコ保護増殖事業全般についての問合せ先

環境省 対馬野生生物保護センター(電話:0920-84-5577)
〒817-1603 長崎県対馬市上県町棹崎公園