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2024年1月9日(火)京都産業大学PBL科目:2023年度京都市動物園クラスの成果

PBL科目とは、Project Based Learningの略で、京都産業大学で開講されるキャリア形成支援教育科目のうち、チーム活動の方法やスキルを学ぶO/OCF-PBL1に引き続き、実際に企業や公共施設等からの課題解決に取り組む授業です。(京都産業大学O/OCF-PBL授業説明ホームページURL:産学協働教育科目群(PBL系) | キャリア形成支援教育科目 | 学びの特色 | 京都産業大学 (kyoto-su.ac.jp)) 京都市動物園は、昨年度に続き、この科目に課題を提供し、学生たちの支援をしました。

今年度は、とくに「生物多様性」をキーワードとして、最近よく耳にするけど何のことだかよくわからない人が多い、説明が難しいものをわかりやすく伝えることを課題として出しました。このテーマは、2023年4月に京都市動物園で行った「野生動物学のすすめ2023」でも、シンポジウム「生物多様性って何? どうして大事なのかみんなで考えよう」として実施したもので、私たち自身でも答えを探しているものでした。学生たちは全員文系学部で、聞いたことはある程度でよくわからないというところから始めて、さまざまな学習を重ねました。取材を重ね、京産大の学生を対象としたアンケート調査なども行って、課題に対する理解を深め、その上で彼らなりの解決策を考えてくれました。

「わかりやすく伝える」という課題に対しては、2023年10月8日に、京都府立植物園で行われた「きょうと☆いきものフェス!」にワークショップとして出展する形で応えてくれました。そのワークショップのために考案した、トランプの神経衰弱ゲームと同様なルールの「生物多様性カードゲーム」は、その後「きょうと☆いのちかがやく博物館」特別編の高島屋での出展でも動物園提供のワークショップとして活用させてもらいました。

ここに、彼らの活動のまとめである報告書を転載して、彼らの成果をご覧いただきたいと思います。

※なお、京都産業大学PBLの他のクラスも含めた報告書は、上記の京都産業大学のウェブサイトで公開されています。

京都市動物園 生き物・学び・研究センター長
田中 正之


 

成果報告書1ページ目
成果報告書2ページ目
成果報告書3ページ目
成果報告書4ページ目

2023年度の成果物「生物多様性カードゲーム」

それぞれのペアのカードの説明書です。