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2022年11月16日(水)レッサーパンダの死亡について
京都市動物園で飼育していましたレッサーパンダ「コト」が、令和4年11月15日(火)に死亡しましたので、お知らせします。今回の死亡で、本園で飼育するシセンレッサーパンダは2頭(オス1頭、メス1頭)になります。
記
1 死亡した個体について
(1)性別及び年齢 メス、13歳
(2)死亡年月日 令和4年11月15日(火)午後3時10分
(3)死 因 調査中
(4)出生年月日 平成21年7月9日
(5)そ の 他 平成23年3月16日に周南市徳山動物園から来園し、
ウーロン(オス)との間に、平成26年2頭、平成27年1頭の計3頭を出産。
このうち1頭が成育している。
2 経過
11月 1日 活力低下、左後肢跛行。
11月 4日 未消化便とともに、ガス及び液体を排出。
11月 7日 レントゲン検査実施し、腹部にガス及び腹水の貯留を認める。
11月14日 寝室で低体温、虚脱となっていたため、入院室に移動し、輸液等の治療実施。
11月15日 治療を継続していたが、午後3時10分に死亡確認。
(参考) レッサーパンダ(食肉目アライグマ科 英名:Red Panda 学名:Ailurus fulgens )
中国南部からヒマラヤ・ミャンマー北部の標高1,000~3,500mの森林や竹林に生息しています。主食は竹の葉タケノコで、極僅かですが果実・小動物・鳥の卵なども食べます。木登りが得意で樹上でよく昼寝をしています。
レッサーパンダは公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設において、令和3年12月31日現在、62施設で277頭(オス126、メス151)が飼育されています。
なお、レッサーパンダは生息地により、中国系とヒマラヤ系の2亜種に分類され、当園を含め、61施設で267頭(オス119、メス148)の中国系の亜種シセンレッサーパンダ(Ailurus fulgens styani)が飼育されています。