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2022年1月24日(月)京都産業大学PBL科目:京都市動物園クラスの成果

「O/OCF-PBL(On/Off Campus Fusion-Project Based Learning)」とは,京都産業大学で開講されるキャリア形成支援教育科目の中で、チーム活動の方法やスキルを学ぶO/OCF-PBL1に引き続き、実際に企業や公共施設等からの課題を解決する授業です。(京都産業大学O/OCF-PBL授業説明ホームページURL:産学協働教育科目群(PBL系) | キャリア形成支援教育科目 | 学びの特色 | 京都産業大学 (kyoto-su.ac.jp)

京都市動物園では,2019年にはじめてPBL京都市動物園クラスを引き受け,2021年度は2回目のクラスとなりました。この学年は,コロナ禍の始まった2020年に大学に入学し,大学生活に常に制限を受け続けた学生たちでした。授業も開講当初からほぼオンラインで進めることになりましたが,その中でもとても熱心に京都市動物園の,とくに動物福祉の考え方について学んでくれました。その成果として,下記のような成果報告書,成果物としての壁紙や動画コンテンツが出来上がりました。成果報告書については,京都産業大学のウェブサイトでもPBL全体の報告書として掲載されますが,京都市動物園クラスについては,こちらのサイトでも紹介したいと思います。

京都市動物園 生き物・学び・研究センター長
田中 正之

以下は,京都市動物園クラスの学生たちからのメッセージです。

私たちが今回、京都市動物園様からいただいた課題は「生き方の多様性は尊重されているか?―野生動物から学び、若者へメッセージを発信しよう-」です。

動物と一括りに言っても多種多様で,野生や愛玩など育ち方によっても異なってきます。一方人間も,様々な生活様式や慣習などをもった人々が共存しています。そんな様々な動物や人間が生活するひとつの世界で,私たちは何を「基準」にするのでしょうか。同様に人間が当たり前だと思うことは,動物にとっても当たり前なのでしょうか。 私たちはインタビューを9件とアンケート(有効回答数659件)を実施し,動物園が伝えたいメッセージを「動物園にいるさまざまな動物の本来の行動や習性を知ってほしい」だと考え,そのメッセージの発信を助けるために議論を重ね,インスタグラムを使用したショートムービー案,動物おみくじ案,動物メッセージ案,壁紙ダウンロード案の計4つを提案しました。

成果報告書1ページ目

成果報告書2ページ目

成果報告書3ページ目

報告書4ページ目

PDFでご覧になりたい方は,こちらからダウンロードできます。(4ページ 1.57MB)

発信のキャッチフレーズを「おなじいきもの,ちがういきかた」として,これを象徴する壁紙ファイルを制作しました。(画像をクリックすると拡大します。)
パターン1(PC用ヨコ型)

パターン2(スマホ等用タテ型) パターン3(スマホ等用タテ型)

動画コンテンツはこちらから,ご覧いただけます。
【京都産業大学】-おなじいきものちがういきかた-【2021年度PBL2京都市動物園クラス】 → https://youtu.be/w36wq4bn_Jo

【スクショで簡単】動物おみくじ【京都産業大学】【2021年度PBL2京都市動物園クラス】 → https://youtu.be/Itg6gHn4AdM