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2022年1月2日(日)ヤブイヌの死亡について
京都市動物園で飼育していたヤブイヌ「ダイモン」が,令和3年12月初旬頃から食欲が低下し投薬治療を継続していましたが,令和4年1月1日(土曜日)に死亡しましたのでお知らせします。これで当園のヤブイヌは「デンマル」1頭になります。
記
1 死亡した個体について
⑴ 愛称:ダイモン
⑵ 性別:オス
⑶ 年齢:10歳11箇月
⑷ 死亡日時:令和4年1月1日(土曜日) 午後5時20分
⑸ 死因:呼吸器不全及び循環器不全
⑹ 出生年月日:平成23年1月9日
⑺ 出生場所:京都市動物園
2 経過
生まれつきてんかん発作がある個体でした。
12月19日(日曜日)食欲がなくなり,餌を食べなくなる。また,著しく元気もなくなる。
12月25日(土曜日)頻繁にてんかん発作が見られる。
12月30日(木曜日)歩行にふらつきが見られる。
12月31日(金曜日)立ち上がることができなくなる。
1月 1日(土曜日)早朝,意識はあるものの呼吸が浅い。夕方,死亡を確認。
(参考)ヤブイヌ(食肉目 イヌ科,英名 Bush Dog 学名 Speothos venaticus)
野生では,森林や林縁の沼地に生息しています。体長60~75cm体重5~7kg程度で,ずんぐりとした体型をしています。胴長,短足の体型は藪のなかをくぐり抜けるのに最適です。泳いだり潜ったりすることも得意で,指の間には水かきが付いています。「イヌ」という名前が付いていますが,外見はあまりイヌらしくありません。