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2021年11月24日(水)ツシマヤマネコの転出について

この度,環境省によるツシマヤマネコの保護増殖事業の一環として,ツシマヤマネコの「優芽(ゆめ)」の転出が決まりましたので,下記のとおりお知らせします。

これにより,本園では,「キイチ」(オス14歳),「リョウ」(オス7歳),「ユリ」(メス3歳)の計3頭を飼育することとなります。

               記

1 本園から転出するツシマヤマネコ
⑴ 愛    称   「優芽(ゆめ)」(メス)
⑵ 出生年月日  平成29年5月11日生(4歳)京都市動物園生まれ
⑶ 転出先  西海国立公園九十九島動植物園森きらら(長崎県)
⑷ 転出予定日  令和3年11月26日(金曜日)

2 これまでの経過
⑴ 平成24年4月,ツシマヤマネコの保護増殖事業についての普及啓発を目的として,ツシマヤマネコの展示を開始。
⑵ 平成26年5月,環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会の間で締結した「生物多様性保全の推進に関する基本協定」に基づき,本園と名古屋市東山動物園が飼育下繁殖の第二拠点として位置付けられる。
⑶ 平成27年1月,福岡市動物園から「メイ」(メス),九十九島動植物園(長崎県佐世保市)から「キイチ」(オス)が来園(平成29年12月九十九島動植物園へ転出,令和2年12月6日九十九島動植物園から展示個体として再来園)。
⑷ 平成28年4月8日,「メイ」が帝王切開により2頭を出産したが,同日に2頭とも死亡。
⑸ 平成29年5月11日,「メイ」が再び帝王切開により2頭(「勇希」,「優芽」)を出産。メイは平成29年12月に井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)へ転出。
⑹ 平成30年12月,九十九島動植物園から「リョウ」が来園し,令和元年から3年間繁殖に取り組むも妊娠には至らず。

3 取材について
状況によっては取材に応じることができない場合もございます。画像データを御希望の方は動物園(075-771-0210)までお問合わせください。

4 ツシマヤマネコ保護増殖事業全般についての問合せ先
環境省 対馬野生生物保護センター
〒817-1603
長崎県対馬市上県町佐護西里2956-5
電話 0920-84-5577