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2021年8月23日(月)ヨーロッパオオヤマネコの来園について
この度,オーストリア・ウィーン動物園からヨーロッパオオヤマネコ(メス)が来園しますので,下記のとおりお知らせします。
これにより,本園では,「ロキ(オス4歳)」と合わせて計2頭を飼育し,繁殖に取り組んでいくこととなります。
記
1 新たに来園するヨーロッパオオヤマネコ
⑴ 愛 称 ※確認中
⑵ 性 別 メス
⑶ 出生年月日 2020年5月27日生(1歳2箇月)ウィーン動物園生まれ
⑷ 来 園 日 2021年8月24日(火曜日)
⑸ 来園の目的 繁殖を目的としてウィーン動物園から来園します。
⑹ 公 開 日 未定 ※検疫終了後,公開予定
2 これまでの経過
⑴ 京都・パリ友情盟約締結60周年を記念した交流事業として,2018年10月18日に パリ動物園からヨーロッパオオヤマネコ「ロキ(オス)」が来園。
⑵ EAZA(ヨーロッパ動物園水族館協会)のヨーロッパオオヤマネコ計画管理者(スイス・チューリッヒ動物園)にメスの受入を相談(2019年2月)。
⑶ 2021年5月,ウィーン動物園との間で,メスの寄贈に関する覚書を締結。
(参考1)ヨーロッパオオヤマネコ(英名 Eurasian Lynx 学名 Lynx lynx)
ヨーロッパで最も大きなネコ科動物で,寒冷な気候に適応し,分厚い毛皮で覆われている。フランスでは,20世紀初頭に見られなくなったが,現在は東部の森林地域に見られるようになっている。体重:10~38kg,体長:70~130cm,産子数:1~4頭。
2021年7月31日現在,国内4施設(宇都宮動物園,羽村市動物公園(東京都),王子動物園,京都市動物園)で7頭(オス4頭,メス3頭)が飼育されている。
(参考2)ウィーン動物園(別名:シェンブルン動物園)
オーストリアの首都ウィーンの世界遺産「シェンブルン宮殿と庭園群」内に所在。1752年夏に宮殿の小動物園として開園した,世界最古の動物園とされる。
1906年7月14日には世界で初めてゾウの繁殖に成功しており,現在はジャイアントパンダなど700種8500点を飼育展示している。