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2021年2月26日(金)ヤブイヌの転出について
この度,ヤブイヌの「パパマル」がブリーディングローン(繁殖のための貸借)により「よこはま動物園ズーラシア」へ転出しますので,以下のとおりお知らせします。
今回の転出で,本園で飼育しているヤブイヌは2頭になります。
1 転出するヤブイヌについて
⑴ 愛称 パパマル
⑵ 性別 オス
⑶ 出生年月日 平成28年2月11日(5歳) 京都市動物園生まれ
⑷ その他 父「デンマル(9歳)」と母「パパヤ」の第1子として誕生。
「パパヤ」は3回目の出産後に死亡(令和元年11月)。
2 転出日
令和3年3月8日(月曜日)
3 転出の目的
京都市動物園の所有個体をブリーディングローンで貸出し,転出先の「よこはま動物園ズーラシア」で,繁殖を目指します。
4 パパマル転出後の京都市動物園の飼育状況
デンマル(オス) 平成23年9月18日 デンマーク生まれ
平成26年12月11日 来園
ダイモン(オス) 平成23年1月9日 京都市動物園生まれ
「パパマル」
(参考)ヤブイヌ(食肉目 イヌ科,英名 Bush Dog 学名 Speothos venaticus )
パナマ,コロンビア,ガイアナ及びブラジル等の森林や林緑の沼地に生息しています。体長は58~75㎝,体重5~7㎏でずんぐりとした体型をしており,外見はあまりイヌらしくありません。また,IUCN (国際自然保護連合)のレッドリストには準絶滅危惧種(Near Threatened)「存続基盤が脆弱な種。現時点での絶滅危険度は小さいが,生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する要素を有するもの」として記載されています。
国内では,京都市動物園の他に5園(よこはま動物園ズーラシア,名古屋市東山動植物園,埼玉県こども動物自然公園,鹿児島市平川動物公園,神戸どうぶつ王国)で飼育されています。