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2021年2月8日(月)台北市立動物園との連携と協力に関する覚書について

京都市動物園では,「いのちかがやく京都市動物園構想2020」に基づき,生物多様性の保全及び希少種の繁殖に取り組んでおります。この度,更なる取組を推進するため,台北市立動物園と,生物多様性に係る今日的課題を共有し,それらの解決に向けた取組について協働していく覚書に調印しました。
なお,本覚書は,当園では初の海外の動物園との包括的な連携・協力に係る覚書となります。

(台北市とオンラインでつないだ覚書調印式の様子)

1.調印式について
日時 令和3年2月8日(月)午前11時~
場所 オンライン形式(京都側は京都市動物園レクチャールーム)

出席者:
北村信幸 京都市文化芸術政策監
坂本英房 京都市動物園長
陳 素 慧 台北市教育局副局長(台湾からオンライン参加)
劉 世 芬 台北市立動物園長(台湾からオンライン参加)
李 世 丙 台北駐大阪経済文化弁事処処長 
村嶋郁代 日本台湾交流協会広報文化部長(台湾からオンライン参加)
周 台 竹 台北市市長室渉外事務総監(台湾からオンライン参加)

2 覚書の内容
〇生物多様性の保全に係る今日的課題を共有し,それらの解決に向けた取組について協働する。
〇具体的な取組事項
 ・ニシゴリラの繁殖に係る相互協力
 ・グレビーシマウマの繁殖に係る相互協力
 ・当園のツシマヤマネコと台北市立動物園のベンガルヤマネコの保全に係る相互協力
その他,国際的な生物多様性保全やSDGs達成に向けた連携と協力


(京都市側)


(台北市側)

調印した覚書はこちら

 
【参考】台北市立動物園について
日本統治時代の大正3年(1914年)に開園した,台湾で最も歴史のある動物園。165ヘクタールの広大な敷地に400種以上の動物を飼育し,世界十大都市型動物園にも数えられる,東南アジア最大の動物園である。
近年では日本の動物園との交流を積極的に進めており,令和2年12月には日本と諸外国との友好親善関係の増進に功績のあった個人・団体を称える「外務大臣表彰」を受賞している。

図書館カフェ2階では台北市立動物園を紹介するポスターを掲示しています。