2020年12月1日（火）ツシマヤマネコの来園について

この度，環境省によるツシマヤマネコの保護増殖事業の一環として，ツシマヤマネコの「キイチ」の来園が決まりましたので，以下のとおりお知らせします。
これにより，本園では，「リョウ」（オス6歳），「ユリ」（メス2歳）及び本園で誕生した「優芽（ゆめ）」（メス3歳）と西海国立公園九十九島動植物園から新たに受け入れる「キイチ」（オス13歳）の計4頭を飼育することとなります。

1　本園に来園するツシマヤマネコ
⑴   愛称　「キイチ」（オス）
⑵　出生年月日　平成19年5月9日生（13歳）福岡市動物園生まれ
⑶　来園予定日　令和2年12月6日（日曜日）※航空機の関係で日程に変更の可能性あり
⑷　来園の目的　普及啓発を目的として西海国立公園九十九島動植物園（長崎県佐世保市）から来園します。
⑸　公開日　未定　※検疫終了後，公開予定
⑹　その他　平成27年11月から平成29年12月まで，本園の非公開のツシマヤマネコ繁殖施設で飼育歴があり，平成29年5月に誕生した「勇希」，「優芽」の父親です。

2　これまでの経過
⑴  平成24年4月に，ツシマヤマネコの保護増殖事業についての普及啓発を目的として，ツシマヤマネコの展示を開始。
⑵　平成26年5月に，環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会の間で締結した「生物多様性保全の推進に関する基本協定」に基づき，本園と名古屋市東山動植物園が飼育下繁殖の第二拠点として位置付けられている。
⑶　平成27年11月に，福岡市動物園から「めい」（メス），九十九島動植物園から「キイチ」（オス）が来園（キイチは，平成29年12月九十九島動植物園へ移動。）。
⑷　平成28年4月8日に，「めい」が帝王切開により2頭を出産したが，同日に2頭とも死亡。
⑸　平成29年5月11日に，「めい」が再び帝王切開により2頭（「勇希」，「優芽」）を出産（めいは，平成29年12月に井の頭自然文化園（東京都武蔵野市）へ移動。）。
⑹　平成30年12月に，九十九島動植物園から「リョウ」が来園し，繁殖に取り組むも妊娠には至らず。
⑺　令和元年11月に東山動植物園に「勇希」が移動。福岡市動物園から「ユリ」が来園し，繁殖に取り組むも妊娠には至らず。
⑻　令和2年9月5日に飼育展示個体「ミヤコ」が死亡。

3　ツシマヤマネコ保護増殖事業全般についての問合せ先
環境省　対馬野生生物保護センター
〒817－1603
長崎県対馬市上県町佐護西里2956－5
電話　0920－84－5577

来園する「キイチ」