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2020年10月14日(水)ヤブイヌの移動について

この度,ヤブイヌの「カリカ」がブリーディングローン(繁殖のための貸借)により「神戸どうぶつ王国」に移動しますので,以下のとおりお知らせします。
なお,今回の移動で本園で飼育しているヤブイヌは3頭になります。

1 移動するヤブイヌについて
⑴   愛称 カリカ                 
⑵   性  別 メス
⑶   出生年月日 令和元年11月27日(0歳10箇月) 京都市動物園生まれ
⑷  その他 父「デンマル」と母「パパヤ」の3回目の繁殖子として誕生した。
        父「デンマル」平成23年9月18日生(デンマーク) 
                平成26年12月11日来園
        母「パパヤ」平成24年11月16日生(スウェーデン) 
               平成27年3月27日来園 
               令和元年11月29日死亡

2 移動日 
令和2年10月19日(月曜日)

3 移動の目的
京都市動物園の所有個体をブリーディングローンで貸出し,移動先の「神戸どうぶつ王国」で,繁殖を目指します。


カリカ

(参考)ヤブイヌ(食肉目 イヌ科,英名 Bush Dog 学名 Speothos venaticus 
パナマ,コロンビア,ガイアナ及びブラジル等の森林や林緑の沼地に生息しています。体長は58~75㎝,体重5~7㎏でずんぐりとした体型をしており,外見はあまりイヌらしくありません。また,IUCN (国際自然保護連合)のレッドリストには準絶滅危惧種(Near Threatened)「存続基盤が脆弱な種。現時点での絶滅危険度は小さいが,生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する要素を有するもの」として記載されています。

国内では,京都市動物園の他に5園(よこはま動物園ズーラシア,名古屋市東山動植物園,埼玉県こども動物自然公園,鹿児島市平川動物公園,神戸どうぶつ王国)で飼育されています。