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2020年3月27日(金)京都市動物園の取り組みを紹介する本の出版について
「いのちをつなぐ動物園 ~生まれてから死ぬまで,動物の暮らしをサポートする~」
京都市動物園生き物・学び・研究センターは,平成29年より「生き物・学び・研究センター パワーアップ事業」として,京都市動物園における研究や教育を推進してきました。この度,現在までの成果をまとめた本を下記のとおり出版しますので,お知らせします。
1 書名
『いのちをつなぐ動物園 ~生まれてから死ぬまで,動物の暮らしをサポートする~』
京都市動物園生き物・学び・研究センター(編)
発行:小さ子社。
<小さ子社ホームページについてこちら>(外部サイトへのリンクです)
2 発行日
令和2年4月10日(全国書店・ネット書店にて発売予定)
※動物園内ショップ(ゴリランド,ミライハウス)でもお求めいただけます。
なお,本冊は発行日以降,京都市動物園図書館カフェでもお読みいただけます。
3 仕様及び値段
A5判,176ページ 定価1,800円(税別)
4 内容
執筆者
京都市動物園 生き物・学び・研究センター
田中正之,伊藤英之,山梨裕美,櫻庭陽子,瀬古祥子
種の保存展示課
長尾充徳,高木直子,米田弘樹,島田かなえ,安井早紀
カバーイラスト タカギナオコ
京都市動物園職員が語る,京都市動物園の今の姿をお知らせします。
はじめに
第1章 京都市動物園にようこそ
平成27年にリニューアルオープンした京都市動物園の現在の姿を概観。
第2章 生まれてから死ぬまで,動物の暮らしをサポートする -動物福祉の取り組み-
現在動物園が最も力を入れている動物福祉についての取り組みを紹介。
2019年に日本で初開催された国際環境エンリッチメント会議についても紹介。
第3章 研究する動物園
生き物・学び・研究センターに所属する研究員の研究例をわかりやすく紹介。
第4章 ラオスのゾウと動物園
平成26年にラオスから入洛したゾウ4頭をめぐる話を紹介。
ラオスから来た4頭のゾウたちと先住個体の美都との関わりについても紹介。
終 章 そして京都市動物園のすすむ道
【参 考】
「いのちかがやく京都市動物園構想2020~いのちをつなぎ,いのちが輝く動物園となるために~」
京都市動物園では,今年度に「共汗でつくる新「京都市動物園構想」」が策定後10年の節目を迎えるに当たり,多様化する環境教育のニーズに対応するとともに,全国の動物園の中で希少動物の繁殖や研究・教育において,主導的な役割を果たしていくため,新しい構想を令和2年2月28日に策定しました。
本構想については,こちらのページでご覧いただけます。
<ニュース> 「いのちかがやく京都市動物園構想2020~いのちをつなぎ,いのちが輝く動物園となるために~」の策定について
新構想は本冊と概要版があります,以下の京都市情報館のページからダウンロードしていただけます。
なお,概要版については京都市動物園で配架します。
京都市情報館URL: https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000265568.html
生き物・学び・研究センター パワーアップ事業について
本園における「研究」及び「教育」機能を一層強化するため,平成25年4月に生き物・学び・研究センターを設置した。同センターは,平成30年1月31日付けで国内公立動物園では初となる科学研究費(科研費)に応募できる「学術研究機関」として指定を受けた。平成30年度よりセンター所属の4名の研究者が獲得した科学研究費等補助金を得ている。
今後,動物園での研究活動をより一層推進し,海外での研究発表を含めて国内外の学術集会で発表する他,学術誌等への論文発表を進めることで,京都市動物園が国内の動物園の主導的な役割を果たしていく。