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2019年12月20日(金)京の生きもの・文化協働再生プロジェクトに認定されました
京都市では,本市固有の生態系を保全するため,「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」を推進しております。
(以下,広報資料より引用)
この度,京都市動物園,日本新薬株式会社山科植物資料館及び源氏藤袴会の各取組を,以下のとおり認定しましたので,お知らせします。
各取組の対象種は,京都の祭事での使用,薬用・食用としての利用や和歌に詠まれているものなど,京都の文化や生活を支えてきましたが,近年府内でほとんど見られなくなった種も多く含まれています。今回認定された3件は,これらの種を保全する取組であり,非常に意義があります。
京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第22号
プロジェクト推進者
京都市動物園
園長 片山 博昭
プロジェクト概要
イチモンジタナゴの野生への再導入を目的とし,園内で啓発展示を行うとともに,市民と共同で保全活動を実施している。
<イチモンジタナゴについて>
体長5~7cmのコイ科の淡水魚で,琵琶湖・淀川水系など広く分布していたが,全国的に個体数が減少している。市内では,琵琶湖疏水と繋がっている平安神宮神苑の池に生息しているが,近年その数が激減している。
参考
京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度について
葵祭で使われるフタバアオイ,祇園祭の粽(ちまき)に欠かせないチマキザサ,をけら詣りで焚くオケラ及び源氏物語に登場するフジバカマなど,本市の伝統文化を育んできた本市固有の生態系の保全を図ることを目的として,
(1) 京都の祭りや文化を支えてきた生きものの保全・再生のため,活動していただく団体の取組を認定します。
(2) 必要に応じて技術的な支援のための専門家を派遣します。
<本件について,詳しくは,京都市情報館のウェブページをご覧ください。>