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2019年12月1日(日)ヤブイヌの死亡について
京都市動物園で飼育していましたヤブイヌ「パパヤ」が,令和元年11月29日(金)に死亡しましたので,お知らせします。
令和元年11月27日(水)に4頭を出産(11月28日お知らせ済み)しましたが,本日,子宮内に更に4頭が残留していることが判明したため手術を行いました。その後,小康状態を保っていましたが,死亡しました。
記
1 死亡した個体について
- 愛称 パパヤ
- 性別及び年齢 メス,7歳
- 死亡日時 令和元年11月29日(金) 午後0時5分
- 死 因 子宮破裂
- 出生年月日 平成24年11月16日
- そ の 他 平成27年3月27日にポートリム野生動物公園(イギリス)から来園した。デンマル(オス,8歳)との間に,平成28年2月3頭,同年9月4頭を出産した。このうち5頭が成長している。
2 経過
11月29日(金)
午前 7時55分 飼育担当者がパパヤの様子を確認したところ,ぐったりとして
おり,立ち上がれない状態。
午前 8時15分 獣医師と状態を確認し,治療が必要と判断。園内の病院に移
動。
午前 8時20分 陰部から胎児の前肢が見えていたが,娩出出来なかった。
午前 8時55分 麻酔導入し,外科的処置(帝王切開)を開始。
胎児4頭を摘出(オス1頭,メス3頭)し,子宮卵巣を全摘出。
午前11時30分 外科的処置終了後,体温低下のため加温。
午後 0時 5分 死亡を確認。