ニュース
2019年11月1日(金)ツシマヤマネコの移動について
この度,環境省によるツシマヤマネコの保護増殖事業の一環として,下記のとおり,ツシマヤマネコの「勇希(ゆうき)」の移動及び「ユリ」の来園が決まりましたので,下記のとおりお知らせします。
これにより,本園では,「ミヤコ」(メス17歳),「リョウ」(オス5歳)及び本園で誕生した「優芽(ゆめ)」(メス2歳)と福岡市動物園から新たに受け入れる「ユリ」(メス1歳)の計4頭を飼育することとなります。
記
1 本園から移動するツシマヤマネコ
- 愛 称 「勇希(ゆうき)」(オス)
- 出生年月日 平成29年5月11日生(2歳)京都市動物園生まれ
- 移動先 名古屋市東山動物園
- 移動予定日 令和元年11月14日(木)
2 本園に来園するツシマヤマネコ
- 愛 称 「ユリ」(メス)
- 出生年月日 平成30年5月4日生(1歳)福岡市動物園生まれ
- 来園予定日 令和元年11月13日(水)
- 来園の目的 「リョウ」(オス)との繁殖を目指すため,福岡市動物園から来園します。なお,非公開のツシマヤマネコ繁殖施設で飼育管理を行うため,御覧いただくことはできません。
3 これまでの経過
⑴ 平成24年4月に,ツシマヤマネコの保護増殖事業についての普及啓発を目的として,ツシマヤマネコの展示を開始。
⑵ 平成26年5月に,環境省と公益社団法人日本動物園水族館協会の間で締結した「生物多様性保全の推進に関する基本協定」に基づき,本園と名古屋市東山動物園が飼育下繁殖の第二拠点として位置付けられている。
⑶ 平成27年1月に,福岡市動物園から「メイ」(メス),九十九島動植物園(長崎県佐世保市)から「キイチ」(オス)が来園(キイチは,平成29年12月九十九島動植物園へ移動。)。
⑷ 平成28年4月8日に,「メイ」が帝王切開により2頭を出産したが,同日に2頭とも死亡。
⑸ 平成29年5月11日に,「メイ」が再び帝王切開により2頭(「勇希」,「優芽」)を出産(メイは,平成29年12月に井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)へ移動。)。
⑹ 平成30年12月に,九十九島動植物園から「リョウ」が来園し,繁殖に取り組むも妊娠には至らず。
4 ツシマヤマネコ保護増殖事業全般についての問合せ先
環境省 対馬野生生物保護センター
〒817-1603
長崎県対馬市上県町佐護西里2956-5
電話 0920-84-5577
福岡市動物園から本園へ来園する ユリ
本園から名古屋市東山動物園へ移動する 勇希(ゆうき)