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2018年12月28日(金)ニシゴリラの赤ちゃんの公開について

   京都市動物園で平成30年12月19日(水)に生まれたニシゴリラの赤ちゃんを公開しますので,下記のとおりお知らせします。
  ※ ゴリラのいる場所によっては赤ちゃんが見られない場合があります。

                                            記

1 公開開始日 平成31年1月2日(水) 午前9時

2 誕生したゴリラについて
  (1) 性  別  オス
 ⑵ 出生年月日  平成30年12月19日(水)午後8時05分
 ⑶ 体  格  頭胴長 約21cm
 ⑷ その他  父「モモタロウ」と母「ゲンキ」の第2子

        ○父「モモタロウ」(オス)18歳
         平成12年7月3日 恩賜上野動物園生まれ
         平成22年10月17日 繁殖のため,所有者である
         千葉市動物公園より借受(ブリーディングローン)
        ○母「ゲンキ」(メス)32歳
         昭和61年6月24日 京都市動物園生まれ
         平成23年12月21日 第1子(ゲンタロウ,オス)出産

3 本園における繁殖実績

 ⑴  昭和45年10月29日 「ジミー」(オス)と「ベベ」(メス)の間に「マック」(オス)が誕生。 
   国内初の繁殖
 ⑵  昭和57年5月15日 「マック」(オス)と「ヒロミ」(メス)の間に「京太郎」(オス)が誕生。
   国内で初となる二世代にわたる繁殖
 ⑶  昭和61年6月24日 「マック」(オス)と「ヒロミ」(メス)の間に「ゲンキ」(メス)が誕生。
 ⑷  平成23年12月21日 「モモタロウ」(オス)と「ゲンキ」(メス)の間に「ゲンタロウ」(オス)
   が誕生。国内で初となる三世代にわたる繁殖。
(参考)ニシゴリラ(英名:Western Gorilla 学名:Gorilla gorilla)
ニシゴリラは西アフリカの熱帯雨林に生息している。繊維質の多いものから果実まで多様な植物の他,シロアリなどの昆虫も餌とする。オスは成長すると背中が銀白色になりシルバーバックと呼ばれ,数頭のメスとその子どもからなる群れを作る。生息地の環境破壊と密猟により減少し,ワシントン条約附属書Ⅰ(絶滅の恐れが最も高く,特に厳重に取引が規制されている種)に指定されている。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストではCR(絶滅危惧IA類)とされ,絶滅危惧種の中では最も絶滅の危惧が高い種であり,その繁殖が大きな課題となっている。
国内飼育園,頭数:7園21頭(オス10頭,メス11頭)
直近の出産例:恩賜上野動物園 モモコ(メス)とハオコ(オス)の子 
           リキ(オス) 平成29年10月9日 誕生