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2018年12月20日(木)ニシゴリラの誕生について
京都市動物園で飼育中のニシゴリラに赤ちゃんが誕生しましたので,下記のとおりお知らせします。
平成23年12月に生まれたゲンタロウに続く2回目の出産となり,本園では5例目の出産となります。
記
1 誕生したゴリラについて
⑴ 性 別 オス
⑵ 出生年月日 平成30年12月19日(水)午後8時05分
⑶ 体 格 頭胴長 約21cm
⑷ その他 父「モモタロウ」と母「ゲンキ」の第2子
○父「モモタロウ」(オス)18歳
平成12年7月3日 恩賜上野動物園生まれ
平成22年10月17日 繁殖のため,所有者である
千葉市動物公園より借受(ブリーディングローン)
○母「ゲンキ」(メス)32歳
昭和61年6月24日 京都市動物園生まれ
平成23年12月21日 第1子(ゲンタロウ,オス)出産
⑸ 公 開 時期は未定(決まり次第HPでお知らせします)
ゲンキと赤ちゃん
2 本園における繁殖実績
⑴ 昭和45年10月29日 「ジミー」(オス)と「ベベ」(メス)の間に「マック」(オス)が誕生。国内初の繁殖。
⑵ 昭和57年5月15日 「マック」(オス)と「ヒロミ」(メス)の間に「京太郎」(オス)が誕生。国内で初となる二世代にわたる繁殖。
⑶ 昭和61年6月24日 「マック」(オス)と「ヒロミ」(メス)の間に「ゲンキ」(メス)が誕生。
⑷ 平成23年12月21日 「モモタロウ」(オス)と「ゲンキ」(メス)の間に「ゲンタロウ」(オス)が誕生。国内で初となる三世代にわたる繁殖。
(参考)ニシゴリラ(英名:Western Gorilla 学名:Gorilla gorilla)
ニシゴリラは西アフリカの熱帯雨林に生息している。繊維質の多いものから果実まで多様な植物の他,シロアリなどの昆虫も餌とする。オスは成長すると背中が銀白色になりシルバーバックと呼ばれ,数頭のメスとその子どもからなる群れを作る。生息地の環境破壊と密猟により減少し,ワシントン条約附属書Ⅰ(絶滅の恐れが最も高く,特に厳重に取引が規制されている種)に指定されている。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストではCR(絶滅危惧IA類)とされ,絶滅危惧種の中では最も絶滅の危惧が高い種であり,その繁殖が大きな課題となっている。
国内飼育園,頭数:7園21頭(オス10頭,メス11頭)
直近の出産例:恩賜上野動物園 モモコ(メス)とハオコ(オス)の子 リキ(オス) 平成29年10月9日 誕生