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2018年11月12日(月)(公財)山階鳥類研究所との連携協定の締結について

平成30年11月12日 京都市と(公財)山階鳥類研究所は,野生動物保全に関する教育及び研究の連携を図るため,
「野生動物保全に関する研究及び教育普及の連携に関する協定書」
の調印式を行いました。

この協定は,京都市動物園を通じて野生動物保全のための「種の保存」と「調査・研究」,「環境教育」を実践する場としての機能充実を図る京都市と,動物特に鳥類に関する総合的研究を行い,我が国の文化及び科学の発展,生物多様性の維持並びに地球環境の保全に寄与することを目的とする山階鳥類研究所とが連携し,野生動物の理解,保全,共生に向けた取り組みを連携して行うことを目的としています。


山階鳥類研究所からは,奥野卓司 同研究所長,山崎剛史 自然史研究室長に御出席いただきました。
京都市からは,門川大作 京都市長,北村信幸 文化市民局文化担当局長,片山博昭 京都市動物園長,坂本英房 同園副園長,田中正之 同園生き物・学び・研究センター長が出席しました。

この協定に基づき,本園において,山階鳥類研究所の活動を市民に知っていただくための企画展(ポスター展示)と,同研究所研究員をお招きした公開シンポジウムを計画しています(平成30年12月頃又は31年1月頃)。
(事業の詳細が決まりましたら,改めてお知らせいたします。)

※(公財)山階鳥類研究所について
山階鳥類研究所は、故山階芳麿博士が昭和7年(1932)に私費を投じて東京都渋谷区にあった山階家私邸内に建てた鳥類標本館を前身とし、昭和17年(1942)に設立されました。学術研究用の鳥類標本7万点(鳥類標本のコレクションとしては国内最大)、蔵書4万冊を保有しており、鳥類学研究の拠点となっています。また、絶滅の危機に瀕した鳥類の保護にも力を入れています。
現在の所在地は千葉県我孫子市で、23名の所員が在籍しています。総裁は秋篠宮文仁親王殿下、1992年から2005年までは紀宮清子内親王殿下が勤務されていました。
くわしくは,山階鳥類研究所のHPをご覧ください(外部サイトにリンクされています)