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2018年6月14日(木)チンパンジーの誕生について
京都市動物園で飼育中のチンパンジーに赤ちゃんが誕生しましたので,下記のとおりお知らせします。
平成20年4月に締結した京都市と京都大学との連携協定による取組の一環として,平成21年3月にチンパンジーの群れ飼育を開始して以来,3回目の出産となり,当園では延べ4回目の出産となります。
ローラ
赤ちゃん
なお,国内では平成30年4月30日に『豊橋総合動植物公園』で誕生するなどの出産例があります。
記
1 誕生したチンパンジーについて
⑴ 頭 数 1頭
⑵ 性 別 オス
⑶ 出生年月日 平成30年6月13日(水)午後6時47分
⑷ 体 格 頭胴長 約25cm
⑸ その他 父「ジェームス」と母「ローラ」の第2子
○父「ジェームス」(オス)25歳
平成5年5月9日 京都大学野生動物研究センター熊本サンク
チュアリ生まれ
平成22年11月1日に繁殖のために,所有者である京都大学
野生動物研究センター熊本サンクチュアリからブリーディング
ローン(繁殖を目的とした賃借契約,以下「BL」)により借受
○母「ローラ」(メス)27歳
平成2年10月4日 京都大学野生動物研究センター熊本サン
クチュアリ生まれ
平成27年5月14日『わんぱーくこうちアニマルランド』からBL
により借受
⑸ 公 開 平成30年6月19日(火)9:00~
2 国内飼育状況
平成30年6月4日現在,国内施設で316頭(オス138頭,メス178頭)が飼育されています。
GAIN(※)ホームページによる,最近5年の出産数は以下のとおり。
平成29年 3頭
平成28年 3頭(うち2頭死亡)
平成27年10頭(うち1頭死産,4頭死亡)
平成26年 3頭(うち1頭死産)
平成25年 8頭
※ 「大型類人猿情報ネットワーク」を意味する英文の頭文字。チンパンジー,ボノボ,ゴリラ,オランウータン,テナガザルについて,日本国内で飼育されている個体の情報を収集し,データベース化し,一般に開示して学術研究の推進に供する事業
3 その他
今後の,愛称投票を実施する予定です。実施時期については,決まり次第HPでお知らせします。
(参考)チンパンジー(霊長目ヒト科 英名:Chimpanzee 学名:Pan troglodytes)
アフリカ中部の森で,複数のオスと複数のメスからなる群れをつくって暮らしている。主な餌は植物で,果実を好むが,サルなどの小型の哺乳類を狩って食べることもある雑食性。
遺伝子の配列は人間と僅かの違いしかなく,ゴリラやボノボとともにヒト科に分類される。道具の使用や地域により独自の文化を持つなど多様な知性を持っている。
生息地の破壊,密猟,感染症などによりその数は減少し,国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定され,ワシントン条約の附属書Ⅰに掲載され国際取引が規制されている。