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2014年10月8日(水)「エミュー舎」及び「ツル舎」のオープンについて

 京都市では,平成21年11月に策定した新「京都市動物園構想」に基づき,新しい京都市動物園の平成28年春の完成を目指して,開園しながら段階的な施設整備を進めています。
この度,「エミュー舎」及び「ツル舎」をオープンし,エミュー等の展示を再開しますので,お知らせします。
                         記
1 「エミュー舎」のオープンについて
 ⑴ 日時  平成26年10月15日(水曜日) 午前9時~
 ⑵ 展示動物  エミュー,インドクジャク
 ⑶ 建築面積  141.08平方メートル


「エミュー舎」


エミュー


インドクジャク

2 「ツル舎」のオープンについて
 ⑴ 日時  平成26年10月21日(火曜日) 午前9時~
 ⑵ 展示動物  タンチョウ,シロエリオオヅル
 ⑶ 建築面積  70.54平方メートル


「ツル舎」


タンチョウ


シロエリオオヅル

(参考)
1 エミュー(ヒクイドリ目 エミュー科 英名:Emu  学名:Dromaius novaehollandiae)
 オーストラリアの半乾燥性の低木地帯に生息しています。ダチョウに次いで大きな鳥で,根元で2つに分かれた羽が特徴的です。 多肉植物を好み,種子や果実,花,若芽,葉,昆虫などを食べます。
 雄1羽と雌1~3羽が交尾し,雌は濃い青緑色の卵を同じ場所に産卵します。 卵を温め,ヒナを育てるのは雄の役割です。
2 インドクジャク(キジ目 キジ科 英名:Common Peafowl  学名:Pavo cristatus (domestic))
 インドやパキスタンが原産地で,古くから飼育され動物園でもよく見られます。
 繁殖期は4月~7月で,このころ雄は盛んに目玉模様の飾り羽(上尾筒)を雌の前で広げます。この美しい羽は繁殖期が終わると抜け落ち,11月頃に再び生え揃います。雌は目立たない地味な色をしていますが,これは巣や雛を守るのに役立っていると考えられています。
3 タンチョウ(ツル目 ツル科 英名:Red-crowned Crane  学名:Grus japonesis)
 北海道東部の湿原で繁殖しており,湿地にヨシを積み重ねて巣を作ります。「丹頂」という名のとおり,頭頂部は皮膚が露出し血液の色が透けて赤く見えます。
 冬から春先にはつがいの求愛行動が目立つようになり,向かい合って飛び跳ねたり,鳴き合ったりする「ツルの舞い」が見られます。20世紀初めには絶滅したとも言われていましたが,その後の地道な保護活動などで徐々に個体数は増えています。
4 シロエリオオヅル(ツル目 ツル科 英名:Sarus Crane  学名:Grus antigone antigone)
 ツル科のなかでも大きな種で,体長140センチメートルにもなります。湿地や湖沼に生息する留鳥ですが,干ばつの際には水を求めて移動します。動物食を好み,魚や甲殻類・カエル・バッタなどの昆虫を多く食べます。

「エミュー舎」及び「ツル舎」オープン後の園内マップ