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2014年9月28日(日)チンパンジーの移動について
この度,京都市動物園で飼育しているチンパンジーの「スズミ」を,愛媛県立とべ動物園(愛媛県)に繁殖を目的に移動しますので,お知らせします。
また,下記のとおり「スズミ」とのお別れイベントを開催しますので,併せてお知らせします。
記
1 移動予定日
平成26年10月7日(火曜日)
※ 体調等により,延期する場合があります。
※ 移動当日は休園日のため,移動の様子は御覧いただけません。
2 移動するチンパンジーについて
⑴ 愛称
スズミ
⑵ 性別
メス
⑶ 出生年月日
平成8年8月25日
⑷ 来園日
平成21年3月25日 株式会社三和化学研究所 チンパンジー・サンクチュアリ・宇土(現 京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリ)から来園しました。
⑸ その他
本園では他に,「タカシ」(オス)と「ジェームス」(オス),「コイコ」(メス),ジェームスとコイコの子「ニイニ」(オス)の4頭のチンパンジーを飼育しています。
3 移動の目的
「愛媛県立とべ動物園」で飼育予定の「ロイ」(オス19歳)との繁殖を目指します。
4 動物ガイド「さようならスズミ」
⑴ 実施日時
平成26年9月28日(日曜日)午前10時半~
⑵ 場所
類人猿舎東グラウンド前(雨天の場合は屋内展示室前)
⑶ 内容
飼育担当者が「スズミ」にまつわるお話をします。
(参考)チンパンジー(英名:Chimpanzee 学名:Pan troglodytes)
アフリカ中部の森で,複数のオスと複数のメスからなる群れをつくって暮らしています。主な餌は植物で,果実を好みますが,サルなどの小型の哺乳類を狩って食べることもある雑食性です。
遺伝子の配列は人間と僅かの違いしかなく,ゴリラやボノボとともにヒト科に分類されます。道具の使用や地域により独自の文化を持つなど多様な知性を持っています。
生息地の破壊,密猟,感染症などによりその数は減少し,国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定され,ワシントン条約の附属書Ⅰに掲載され国際取引が規制されています。
チンパンジーの「スズミ」