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2012年3月30日(金)ツシマヤマネコの来園について

 この度,京都市動物園に西海国立公園九十九島動植物園(長崎県佐世保市)からツシマヤマネコが来園しますので,お知らせします。
1 来園予定日  
  平成24年3月31日(土) 
2 公開予定日  
  平成24年4月28日(土)午後1時  
     動物の体調等により変更となる場合があります。
   「もうじゅうワールド」のオープンと同時に公開予定
3 来園するツシマヤマネコについて
  ⑴ 愛   称  公開時から募集します。
  ⑵ 性   別  メス
  ⑶ 生年月日  平成14年 福岡市動物園生まれ  
4 来園の目的
  ツシマヤマネコの保護増殖事業の一環として,平成24年4月28日にオープン予定の「もうじゅうワールド」において,普及啓発のために飼育,展示します。 
5 ツシマヤマネコの保護増殖事業について
  ツシマヤマネコは平成6年に,絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(通称「種の保存法」)に基づく国内希少野生動植物種に指定され,平成7年に同法に基づく保護増殖事業計画(環境省及び農林水産省告示)を策定し,同計画に基づく生息状況の把握、生息環境の維持・改善,飼育下での繁殖等の保護の取組を進めてられています。
  当園においては,平成25年度に建設する繁殖施設において,繁殖にも取り組みます。 
(参考)
 ツシマヤマネコ(ネコ目ネコ科 学名 Prionailurus bengalensis euptilurus
 絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2007),平成6年3月に国内希少野生動植物種に指定ツシマヤマネコは,長崎県対馬にのみ生息するネコ科の動物で,生息環境の悪化等により,国内で最も絶滅の恐れが高い種の1つで,生息数は推定80~110頭とされる。
 からだの大きさは,体重3~5kg,体長50~60cmで,イエネコと同等かやや大きい程度で,大きく太い尾や耳裏の白班(虎耳状班【こじじょうはん】)が特徴。
 森林性で落葉広葉樹林を好み,主として谷筋や低地部を利用する。集落周辺の田や畑も利用することが多い,里地里山の動物である。
 
■動物園等におけるツシマヤマネコの飼育状況(平成24年3月31日現在)   
飼育施設
飼育頭数
井の頭自然文化園
5(オス3,メス2)
沖縄こども未来ゾーン
1(オス1)
京都市動物園
1(メス1)
西海国立公園九十九島動植物園
6(オス4,メス2)
富山市ファミリーパーク
3(オス1,メス2)
名古屋市東山動物園
1(メス1)
福岡市動物園
10(オス5,メス5)
盛岡市動物公園
1(オス1)
よこはま動物園ズーラシア
3(オス2,メス1)
対馬野生生物保護センター
3(オス1,メス2)
合計
34