羽が生えていない場合

羽の生えていない場合や地肌が見える場合は,本来巣の中にいる大きさのヒナです。
親鳥が運んできた餌を食べ,巣の中で成長していきます。
まだ自由に歩くことができないため,ヒナを見つけた近くに巣があるはずです。巣への戻し方を参考に,巣に戻してあげて下さい。

羽が生え始めたスズメのヒナ
足の付け根に地肌が見えている

ヒナの種類から巣を探す

野鳥は種類によって巣を作る場所や巣の特徴が変わります。まずはヒナの種類を見分け,巣を探してみてください。
親鳥が巣に残っているヒナに餌運びをしているはずです。
巣がなかなか見つからない場合は,少し離れた場所から観察して巣の場所を見つけるか,近隣の方に知らないか聞いてみましょう。

巣に戻す

親鳥が餌を探しに巣から出るタイミングを見計らって,ヒナを巣に戻してください。親鳥がいつかえってくるかわかりませんので,準備を整えてから,なるべく短い時間で作業をしてください。
この時,誤って巣の中のヒナを落としてしまわないように注意しましょう。

その場を離れ

ヒナを戻したら,速やかに巣から離れましょう。巣のまわりに人間がいると,親鳥は警戒して巣に戻ってこられないことがあります。
親鳥が安心して巣に近づけるように,巣から離れた場所で,静かに隠れて観察しましょう。

 
何度も落ちるヒナ
巣に戻したヒナが何度も地面に落ちてしまうことがありますが,親鳥が弱いヒナを捨ててしまう場合や,兄弟との餌の取り合いで負けてしまっている場合などがあります。
残酷なように思えますが,巣の中であっても,必ず巣立つことができるわけではありません。こうした出来事があることで,他の兄弟をしっかりと育てることができます。

ヒナから元の巣を探すには,リンク先画像を参考にしてください。
「鳥の種類と巣の特徴」

野鳥のヒナは親鳥に育てられないと,自然の中で生きていく術を学ぶことができません。巣が見つからない場合は,ご自宅などに連れて帰らず,見つけた場所の近くで,身を隠せるようなところにそっと置いて立ち去ってください。