イベント
2024年11月30日(土)山階鳥学セミナー(捕獲技術入門編)の開催について
京都市動物園では、公益財団法人 山階鳥類研究所と連携して、下記の通り山階鳥学セミナーを開催いたします。
安全に鳥類を捕獲・放鳥する技術は、鳥類の調査手法の1つとして重要な位置を占めている一方で、習得の機会が限られています。そこで本セミナーでは、参加者の皆様が捕獲技術を正しく理解し、技術習得への意欲を高めていただくことを目的として、山階鳥類研究所所員による鳥類の安全な捕獲技術の紹介や、鳥体の安全な扱い方の講習を行います。鳥類の研究・調査等に関わる意欲と、捕獲技術習得への興味をお持ちの、多くの方のご参加をお待ちしております。お近くの方にもご周知頂ければ幸いです。
【開催日時】
令和6年11月30日(土)13:00~16:00(座学)(過去8年度と内容は同じです)
会場: 京都市動物園 レクチャールーム (京都市左京区岡崎法勝寺町)
令和6年12月1日(日)8:00~12:00(野外調査見学)
会場: 京都大学 フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地(京都市北区上賀茂本山2)
【対象】次の両方に該当する人が対象となります。
(1) 鳥類の研究・調査等に関わる意欲をお持ちの方(高校生以上の学生、大学関係者、博物館関係者、野鳥観察施設 関係者、その他生物・環境系機関の関係者の方など)
(2) 捕獲調査の経験がない・もしくはほとんどない方
【定員】(要事前申込み 先着順)
令和6年11月30日:20名
12月 1日:10名
【費用】500円(資料代・保険料等含む)
【セミナーの内容(予定)】
●捕獲技術の紹介:なぜ捕獲調査をするのか・安全な捕獲手法とは
捕獲調査で得られる情報はどのように活用されるのか・用具等の説明
●鳥体の安全な扱い方:捕獲時および捕獲後の保定・識別・マーキング・計測
●捕獲前後に必要な手続き:関係機関への許可申請・連絡・報告
●ステップアップのために:捕獲技術を学び、活かすことが可能な機関・団体等の紹介
【申込み】こちらからお申込みください → https://forms.gle/2sX4FFHVZmt9muEY7
【お問合せ】(公財)山階鳥類研究所 山階鳥学セミナー担当 澤・千田
TEL:04-7182-1107
FAX:04-7182-4342
E-mail:seminar@yamashina.or.jp
【申込締切】令和6年11月20日(水)
定員に到達し次第、申込み受付を締め切らせていただきます
【主催】公益財団法人 山階鳥類研究所
【共催】京都市動物園
※ 鳥類研究を目的とした捕獲には、法令による許可を受ける必要があります。本セミナーは捕獲に関する許可を付与するものではありませんが、許可制度の仕組みについても解説します。
※ 本セミナーは、山階鳥類研究所が実施しているバンディング講習会とは異なります。鳥類標識調査員(バンダー)等の資格を付与するものではありません。
※ 本セミナーは初心者対象です。既に鳥類標識調査員(バンダー)の資格をお持ちの方、および鳥類標識調査員(バンダー)の元で訓練中の方は、当研究所で実施しているバンディング勉強会等の制度をご利用ください。
※この活動は、文部科学省の科学研究費補助金(特定奨励費)「鳥の学問を発展させる資料の拡充・管理・公開に関する研究事業」の支援を受け、当研究所に蓄積された鳥学の知識・技術を社会に還元することを目的として行われるものです。
【参 考】本市と(公財)山階鳥類研究所との連携について
「野生動物保全に関する研究及び教育普及の連携に関する協定」を平成30年11月12日に締結。野生動物保全のための「種の保存」と「調査・研究」、「環境教育」を実践する場としての機能充実を目指す「京都市動物園」と、動物特に鳥類に関する総合的研究を行い、我が国の文化や科学の発展、生物多様性の維持、地球環境の保全に取り組む「(公財)山階鳥類研究所」とが連携し、野生動物の理解、保全、共生に向けた取組を連携して行うことを目的とするもの。
平成30年度以来、連携記念講演会を実施しており、今年度は、令和6年8月4日に動物園DEサイエンストークとして、連携記念講演会を実施した。
※詳しくは、連携事業のページをご覧ください。