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2024年10月6日(日)やまねこ博覧会講演&動物園DEサイエンストーク

京都市動物園では、ツシマヤマネコ保護増殖事業の一環として、普及啓発事業「やまねこ博覧会」での講演会を開催します。今回は北九州市立いのちのたび博物館館長・琉球大学名誉教授の伊澤 雅子さんをお招きして、下記のとおり実施いたします。講演の後は、伊澤 雅子さんと京都市動物園前園長の坂本 英房シニアアドバイザーが、博物館に何ができるのか?ツシマヤマネコの未来について対談いたします。皆様のご参加をお待ちしています。

1 開催日時
令和6年10月6日(日曜日)13:30~14:40 第一部 講演・質疑応答(伊澤 雅子氏)
              14:50~15:30 第二部 対談・質疑応答(伊澤 雅子氏×坂本 英房)

2 場所
京都市動物園 レクチャールーム

3 第一部 講演内容
(1) テーマ:「国境の島のツシマヤマネコ」
(2) 講演者:伊澤 雅子氏(北九州市立いのちのたび博物館館長・琉球大学名誉教授)

講演者:伊澤 雅子氏

(3) 講演者コメント
日本では現在2つの小島にヤマネコが生息しています。その1つが韓国と九州の間に位置する長崎県対馬です。対馬はその地理的位置から、特異な生物相を有しています。また、小島嶼でありながら3種の食肉目の哺乳類が分布している点も特徴的です。ここにすむツシマヤマネコは森林性の小型ネコ科の典型的な特徴を持ちつつ、対馬の里山環境も利用しながら生息しています。一時は分布範囲が限定的であったり、個体数が減少したことが心配されましたが、個体群の状況も変わりつつあります。この講演では、対馬という島の生物学的な特徴、ツシマヤマネコの生態、現状と保全上の問題点等について紹介します。

カメラトラップを設置する学生
野外で撮影されたツシマヤマネコ
カメラトラップで撮影されたカワウソ

4 第二部 対談内容
(1) テーマ:「対談・ツシマヤマネコの未来─生息域外保全で博物館ができること」
動物園はツシマヤマネコの保全のために何ができるのか?どんな未来を描くのか?博物館館長であり、フィールドワーカーとして野生のツシマヤマネコを見てきた伊澤 雅子さんと坂本 英房シニアアドバイザーが対談形式でお話します。

(2) 講演者:伊澤 雅子氏(北九州市立いのちのたび博物館館長・琉球大学名誉教授)
        坂本 英房(京都市動物園シニアアドバイザー・前園長)

伊澤 雅子氏と坂本 英房

5 参加費
無料(入園料は別途必要)

6 定員  
80名(申込先着順) ※会場は13:15からお入りいただけます。

7 申込方法
(1) 申込方法 
京都市動物園ホームページの申込フォーム
  
(2) 募集期間
令和6年9月3日(火曜日)~令和6年10月4日(金曜日)

8 主催: 京都市動物園

9 お問合せ
京都市動物園 生き物・学び・研究センター(電話:075-771-0210)
※ 9:00から17:00まで。ただし、動物園休園日を除く。