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2023年6月6日(火)(開園120周年記念)トークイベント 「本田公夫さんと動物園を語ろう」

京都市動物園では、開園120周年記念イベントとして、アメリカの動物園や水族館で長年にわたって展示デザインのお仕事をされてきた、本田公夫さんをお招きして、以下の通りトークイベントを行います。

日 時 : 令和5年6月6日(火) 13:30 ~ 15:00

会 場 : 京都市動物園 レクチャールーム (開場:13:10)

ゲスト : 本田 公夫(ほんだ きみお)さん:The Maritime Aquarium at Norwalk 展示担当アソシエイトディレクター

内 容 : 最初に本田さんに自己紹介を兼ねて、約30分、最近のお仕事の紹介をしていただいた後、質問タイムとして、会場の参加者から日米の動物園についての質問を受け付けます。アメリカから見た日本の動物園の課題や、これからの動物園の進む道など、動物園について本田さんとお話ししたいと思います。

定 員 : 30名(事前申し込み不要、先着順)

参加費 : 無料(※高校生以上の方は、入園料が必要です)

本田公夫さんについて(文章は本田さんご自身によるものです)
1958年長崎市生まれ、東京育ち。幼時から今まで大好きなものは、動物、動物園・水族館、写真、美術、グラフィックデザイン、映画、本。小学校を卒業する頃に(財)東京動物園協会の動物愛好会(現:(公財)東京動物園協会の動物園友の会)に入会し、毎月の例会に参加。どうして日本の動物園はアメリカやヨーロッパの動物園に比べてお粗末なのかを子どもの頃から考え続け、利用者に伝えるべきことを伝える努力をしていないことに苛立ち、大学(慶應大学商学部)入学後東京動物園ボランティアーズ第3期生として活動。
大日本印刷に就職後ニューヨークに転勤。その際、東京動物園協会の方々が古賀忠道先生にお願いしてニューヨーク動物学協会の最高責任者ウイリアム・コンウェイへの紹介状を用意してくださった。そしてこの協会の『旗艦』であるブロンクス動物園の展示に衝撃を受け、転職を考える。シンシナティ動植物園の展示担当キュレーターを経て、十数年かかってようやくニューヨーク動物学協会が改名した野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society)の展示グラフィック部門に就職、19年にわたり傘下の5園館で『利用者に伝わる』展示作りに取り組んだ。

現在は自宅近くの水族館で展示デザインのプロセスを組織内に再構築する新たなチャレンジと格闘中。 駐在員時代から日本と欧米の動物園・水族館の仲立ちも務め、イルカ問題の炎上に際してはJAZAとWAZAの双方から仲立ちを依頼され、イルカ問題そのものについては時すでに遅しという状況だったが相互理解の橋渡しをした。
イラスト、ロゴデザイン、文章など学生時代から多数。近著は川端裕人氏と共著の『動物園から未来を変える』(亜紀書房)など。

(以下の写真は、本田公夫さんからご提供いただきました。)