イベント
2022年4月9日(土)~2022年4月10日(日)「野生動物学のすすめ2022」の開催について
この度,京都市動物園では,以下のとおり「野生動物学のすすめ2022」を開催しますので,お知らせします。講演会を中心に,体験型ワークショップやアジア・アフリカの野生動物生息地で調査を行っているNPO団体によるブース出展を2日間にわたって行います。皆様の御応募をお待ちしています。
※ イベントについては,新型コロナウイルス感染拡大防止対策を十分に講じたうえで実施いたします。なお,今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては,オンライン開催とする場合がございます。その際は,速やかにお知らせします。
1 プログラム
⑴ プログラム1 「わたしたちのすぐ近くにある自然」を発見するワークショップ プログラム1については定員に達したため受付を終了しました
ア 内容
青少年科学センター,京都府立植物園及び京都水族館との連携事業「きょうと☆いのちかがやく博物館」として,各施設の職員が講師となり,体験型ワークショップを行います。
・ 園内の植物を調べてみよう(在来種と外来種を分類します)。
・ 動物園内にいる野生動物を探してみよう。
・ 顕微鏡を使って水中生物の世界を見てみよう。
イ 日時
令和4年4月9日(土曜日)午前9時30分~午前11時30分
ウ 場所
京都市動物園 レクチャールーム,京都の森ゾーンほかエ 対象及び定員
小中学生とその保護者 30名(申込先着順)
オ その他
参加者には,連携ワークショップ参加記念のオリジナルワークブックをプレゼントします。
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⑵ プログラム2 シンポジウム「動物園から目と鼻の先にある東山の豊かな自然を再発見する」
ア 内容
二人の講演者をお招きして,東山の魅力についてお話いただきます。
講演1 「身近な森は生きものたちのサンクチュアリ」
久山 喜久雄 氏(フィールドソサイエティー代表)
都市近郊に残された森は,野生生物たちのサンクチュアリ。その一端を大文字山山麓の寺林に探り,トレイルカメラで映し出された動物たちを紹介し,生き物のつながりについて考えます。
講演2 「東山の森と京都の暮らし」
貫名 涼 氏(京都大学地球環境学堂・助教)
目と鼻の先にあるにも関わらず,あまりよく知られていない東山の森。生態系や生き物の視点から,京の街なかでの暮らしとのつながりを見つめます。
イ 日時
令和4年4月9日(土曜日)午後1時30分~午後3時30分
ウ 場所
京都市動物園 レクチャールーム
エ 対象及び定員
参加制限なし 50名(申込先着順)
オ その他
参加者には,連携ワークショップ参加記念のオリジナルワークブックをプレゼントします。
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⑶ プログラム3 「あつまれ!ジュニアサイエンティスト交流会」
ア 内容
高校生からシニアの研究者までが集まり野生動物の研究や保全について皆さんと一緒に考えます。
・ 前半:研究紹介
講演1 「カメラトラップでみる大文字山の動物たち」
田和優子(京都市動物園 生き物・学び・研究センター)
講演2 「学校林を利用する哺乳類の3年間の推移」「シカがくる学校~莵道高校とニホンジカの記録~」
京都府立莵道高等学校科学部
・ 後半:座談会
京都市動物園や京都大学の研究者,環境教育の実践者等とともに,前半の研究紹介等について話し合います。各参加者の動物や自然に対する関わり方や考え方に触れてみてください。
【参加者】
齋藤 美保 氏,杉浦 秀樹 氏(京都大学)
久山 喜久雄 氏(フィールドソサイエティー)
村上 智亮 氏(東京農工大学)
田和 優子,山梨 裕美(京都市動物園)
イ 日時
令和4年4月10日(日曜日)午前9時30分~午前11時30分
ウ 場所
京都市動物園 レクチャールーム
エ 対象及び定員
高校生及び大学生 10名(申込先着順)
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⑷ プログラム4 「動物園ラボでわかること」
ア 内容
多様な立場の方から動物園の研究について御紹介いただきます。
講演1 「命を繋ぐ比較病理学のはなし」
村上 智亮 氏(東京農工大学)
病理学とは,「病(やまい)の理(ことわり)」を明らかにしようとする学問です。その中で比較病理学とは,動物の病気を比較解析することで動物だけでなく人間の病気の解明にも役立てることを目指しています。近年,人間や動物を取り巻く環境の変化によって病気の原因は多様化しており,これらを正しく理解する上で比較病理学は極めて重要です。本講演では特に動物園動物に焦点を当てお話します。
講演2 「野生と動物園でみたキリン」
齋藤 美保 氏(京都大学アジア・アフリカ地域研究科)
野生のキリンは,多様な環境に生息しており,環境に応じてその生態や行動が異なります。動物園もその一つです。野生と動物園で生態や行動に違いがあるのかについてお話します。
イ 日時
令和4年4月10日(日曜日)午後1時30分~午後3時30分
ウ 場所
京都市動物園 レクチャールーム
エ 対象
参加制限なし 50名(申込先着順)
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2 ブース出展
野生動物の保全等に取り組むNPO団体などの活動内容を紹介します。
⑴ 日時
令和4年4月9日(土曜日),10日(日曜日)の両日 午前10時~午後3時
⑵ 場所
京都市動物園 芝生広場
3 参加費
無料(入園料別途必要)
4 申込方法
⑴ 応募方法 プログラム1については定員に達したため受付を終了しました
次のいずれかの方法でお申し込みください。
・ 京都市動物園ホームページのイベントページの参加申込フォーム
・ FAX(075-752-1974)
⑵ 必要事項
FAXの場合は次の必要事項を記載してください。
・ 件名「野生動物学のすすめ参加希望」
・ 参加希望するプログラム名
・ 参加者全員の氏名
・ 代表者の電話番号
※ プログラム1については参加者氏名の後に学年を記入してください。(保護者の方は「保護者」と記入)
※ プログラム3については参加者氏名の後に学校名を記入してください。
⑶ 募集期間
令和4年3月10日(木曜日)~令和4年4月7日(木曜日)
5 共催等
⑴ 共催
きょうと☆いのちかがやく博物館(京都府立植物園,京都水族館,京都市青少年科学センター)
⑵ 協力
京都大学野生動物研究センター,フィールドソサイエティー,京都府立大学新自然史科学創生センター,ミクロライフ,公益財団法人日本モンキーセンター,NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン,NPO法人市民ZOOネットワーク,NPO法人ゴリラのはなうた,マハレ野生動物保護協会,日本オランウータンリサーチセンター
6 備考
来園される際は,身体的距離の確保,マスクの着用,手洗い等の新型コロナウイルス感染拡大防止対策をお願いします。
併せて,京都市新型コロナあんしん追跡サービスへの登録に御協力ください。
7 お問合せ
京都市動物園 生き物・学び・研究センター(電話:075-771-0210)
※ 午前9時から午後5時まで。ただし,動物園休園日を除く。