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2020年1月26日(日)シンポジウム「動物園を通して野生動物の世界を知る」の開催について

 この度,京都市動物園及び(公財)(やま)(しな)鳥類研究所の連携したシンポジウム「動物園を通して野生動物の世界を知る」を開催しますので,お知らせします。
 シンポジウムでは,同研究所保全研究室長の水田拓氏と京滋地域で野生動物保全に携わる(株)イーグレット・オフィスの須藤明子氏をお招きして,お話しいただきます。
 また,連携を記念した「ポスター展」も併せて開催します。

1 シンポジウム「動物園を通して野生動物の世界を知る」

(1) 日 時 令和2年1月26日(日) 午後1時30分~午後3時30分
(2) 会  場 京都市動物園 レクチャールーム
(3) 内 容 
  ア 講演者 水田 拓 (公財)山階鳥類研究所保全研究室長
   「奄美大島のオオトラツグミを通して,生物多様性と稀少種の保全について考える」
  「生物多様性」や「希少種」とは何なのか,それらを保全することがなぜ重要なのか,奄美大島に生息するオオトラツグミの保全研究を通じて,生物多様性や希少種の保全について改めて考える機会とする。

  イ 講演者 須藤 明子 (株)イーグレット・オフィス専務取締役,獣医学博士
「野生動物の“生き死に”をまもる 〜 生物多様性保全の現場からの報告 〜」
  野生動物と人が共に暮らせる自然環境を保全するため,時には動物の生命を奪う「野生動物管理」が必要となることがある。生物多様性保全を目指して奔走する野生動物管理の現場について紹介する。

(4) 参加費 無料
(5) 定 員 80名(先着順)
(6) 主 催 京都市
(7) 共 催 (公財)山階鳥類研究所
(8) 問合せ先 京都市動物園 総務課
電話:075‐771‐0210(ただし,休園日を除く)
FAX:075-752-1974

 
オオトラツグミの子育て         
(提供:環境省奄美野生生物保護センター) 


 イヌワシの幼鳥
 (撮影:㈱イーグレットオフィス代表 須藤一成)

2 山階鳥類研究所を紹介するポスター展

(1) 期 間 令和2年1月2日(木)~令和2年1月26日(日)
(2) 会 場 京都市動物園 イーストギャラリー
(3) 内 容 (公財)山階鳥類研究所の設立の歴史や研究対象の鳥類の写真を展示

(展示ポスターの一部)

【参 考1】本市と(公財)山階鳥類研究所との連携について
 「野生動物保全に関する研究及び教育普及の連携に関する協定」を平成30年11月12日に締結。野生動物保全のための「種の保存」と「調査・研究」,「環境教育」を実践する場としての機能充実を目指す「京都市動物園」と,動物特に鳥類に関する総合的研究を行い,我が国の文化や科学の発展,生物多様性の維持,地球環境の保全に取り組む「山階鳥類研究所」とが連携し,野生動物の理解,保全,共生に向けた取組を連携して行うことを目的とするもの。
 その他,平成31年1月20日に連携記念シンポジウムを実施している。
<参考>生き物・学び・研究センター-「連携事業」のページへ

【参 考2】(株)イーグレット・オフィスについて
 イーグレット(eaglet)は若ワシという意味です。イーグレット・オフィスでは,豊かな自然のバロメーターであるイヌワシやクマタカなど大型猛禽類との共存をテーマに生物多様性保全に関する様々な事業を展開している。
野生動物の生活を調べ,生息地保全研究を行うとともに,その生活ぶりを映像や写真で紹介し,自然の中で見過ごされている価値をより多くの人に伝えることによって,21世紀の社会に求められている「自然環境と共生する地域づくり」に貢献していきたいと考えている。(同社ホームページより http://eaglet-office.co.jp/