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2017年12月23日(土)記念シンポジウム「京都市動物園が目指す先へ」を開催しました

今月は,第65回 動物園技術者研究会の京都市での開催に合わせて,市民のみなさんへ向けての色々な記念イベントを実施してきました。
12月23日(土)には本関連事業の締めくくりとなる記念シンポジウム「京都市動物園が目指す先へ」を開催しました。
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まずはじめに,
よこはま動物園ズーラシア園長であり,(公社)日本動物園水族館協会教育普及委員会学術研究部長,日本大学生物資源科学部教授を兼任しておられる村田浩一先生に「動物園での研究がもたらす未来」と題して基調講演を行っていただきました。
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自然界の不思議に対する興味や発想,動物園研究のこれまでの歩みとこれからの展望を深く楽しくお話してくれました。本園には,大学生時代に村田先生に教わった飼育スタッフたちもおり,久しぶりに先生の講義(講演)を聴くことができたようです。
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つぎに,
本園生き物・学び・研究センター研究教育係長の伊藤英之獣医師が「動物園の動物を絶やさないために」と題して,遺伝学や繁殖学をはじめとした種の保存のための研究事例についてお話しました。
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つづいて,
本園生き物・学び・研究センターの田中正之センター長が「学術研究機関としての京都市動物園はどう変わるのか」と題して,研究機関指定を目指す本園の取り組みや新しく加わったスタッフ達の研究活動事例についてお話しました。
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さいごは,
参加者のみなさんからの質問に答えていくかたちでの,講演者3名による総合討論です。
日本と海外の動物園の違いや環境エンリッチメントの取り組み,動物園のことをわかりやすく伝えるスキルの向上,日本の動物園の未来についてなど,さまざまな角度から質問が寄せられました。
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御参加いただいたみなさん,ありがとうございました。