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2016年9月11日(日)いっぱい見つかりました♪

平成28年9月11日,絶好の観察日和の中,「身近な川の生物調査」を行いました。
昨年に引き続き,今年で2回目の活動となった今回は,小学1年生から大人までの参加者17名と京都精華大学7名,動物園3名の計27名での活動となりました。
まずは,レクチャールームで調査の目的や調査内容を説明しました。

そして,現場に移動し,水温・川幅・流速,川の状態を観察・記録した後,生物調査を開始しました。

この調査では,指標生物を用いて河川の水質を判定するのが目的ですが,たも網とサデ網を使い,それ以外の生物もたくさん見つかりました。

スッポン

テナガエビ,ブルーギル

カワヨシノボリ

コヤマトンボのヤゴ

トビゲラ

ドジョウ。
その他にも,ヤリタナゴ,カネヒラ,オオクチバス,タウナギ,シマイシビル,ナミウズムシ,ヒラタドロムシ,ナベブタムシ,カワニナ,トンガリササノハガイなどなど,在来種と外来種が実際に混在している身近な環境を実際に自身の目で確認することができるとともに,世代を超えた楽しい学びになったのではないかと思います。

また,調査中に近所の方から,今回は捕獲できなかった種の目撃情報などもいただき,次回の調査が楽しみになってきました。
今後も継続することで,白川の水質環境や生物相の推移を調べていくとともに,同じ琵琶湖疏水の流れである京都の森の小川でも,多様な生物が暮らしていける環境づくりに生かしていきたいと思います。
なお,本調査は京都府や環境省が取りまとめており,それぞれ調査結果が以下のページでまとめられています。御興味のある方はそちらもご参照ください。
・京都府水生生物調査結果について
・全国水生生物調査のページ

生き物・学び・研究センター 和田