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野生動物学のすすめ(1日目) 畑が出来ました!

 「野生動物学のすすめ」で開催した「コンポストを活用して野菜作りに挑戦しよう!」を実施し,無事に畑が出来ました!
 動物園は今「近くて楽しい動物園」を目指して整備を進めていますが,その実現に向けて7つのコンセプトがあります。
 今回のプログラムは,そのコンセプトのうち「環境に優しい動物園」「楽しく学べる動物園」を達成するものとして企画しました。
 まずは,コンポスト(堆肥)にするゾウの糞の計量・観察です。 そして,処理機に投入します。今回の投入量は33kgでした。
 なぜ計量するかといえば,処理機の能力を超えないように容量を把握することと,これまでゴミとして廃棄していますので,どのくらいの減量につながっているかを知るためです。
 
 次は,処理機で一時醗酵したのもを取りだし,二次発酵(約2週間)して堆肥となったものを畑にまいて土と混ぜ合わせます。
 
 畝を作り,今回はサツマイモとトウモロコシを植え,畑の完成です。出来た作物は,もちろんゾウさんに還元します。
 
 しかし,まだ出来上がりまで時間がかかりますので,ゾウさんの午後の餌についてお話をした後,リンゴをあげていただきました。
 
こうして,糞となり,肥料となり,作物となり,餌となる循環が出来があります。環境を考えるきっかけにもなると思います。

 動物園にお越しの際は,カモシカ苑西寄りのグラウンドをご覧ください。そして,今後も開催していきたいと考えていますので,その時は是非参加して下さいね。
生き物・学び・研究センター 和田