飼育員ブログブログ

2021年3月11日(木)アカゲザルとサツマイモ

 先日お知らせした御寄付をいただいたサツマイモですが,サル島と老猿ホームでも与えて,三者三様の様子が撮影されましたので,ご紹介します。
 本園ではアカゲザルを現在15頭飼育しています。2016年11月から老猿ホームを立ち上げ,今はイソコ(42歳),ビート(35歳),ゴンゴ(30歳)の3頭が暮らしています。
 サル島でグルーミングをしてもらう若かりしイソコ

 ピシッとした姿を見せるビート

 ムチっとした若かりしゴンゴ

 彼らはサル島でいろいろな思い出を作りました。
 現在のサル島では,12歳(ヨネ)~23歳(トノ,チーコ)までの12頭が暮らしています。
 最も若いヨネは,生後すぐの「ヨネ」をお母さんのタワラがビオラに奪われてしまったため,やむなく人工哺育で育てたという経緯があります。


 そして,翌2009年に産まれたテンポ(2010/11/11搬出)が,最後の繁殖個体となりました。

 本園でのアカゲザルの飼育は,今の個体群限りとなりますが,それぞれとの思い出を作りながら過ごしていければいいなと考えています。
副園長 和田