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飼育員ブログ

2019年05月07日 (火)
京都市動物園の桜

 京都市動物園には,現在160本の桜が植えられています。
 その多くは「ソメイヨシノ」ですが,昨年,吉田造園様から5品種10本の桜を御寄贈いただき,桜のバリエーションが増えました。

 ちなみに,いただいたのは「シダレザクラ」「オオシマザクラ」「ウコン」「フゲンゾウ」「イチハラトラノオ」ですが,詳しくは別の機会に御紹介させていただこうと思います。

 ところで,皆さんは京都府の花が「シダレザクラ」で,京都市の花が「サトザクラ」って知っていましたか?
 京都市動物園は明治36年(1903)開園なのですが,明治以前の京都の桜というと嵐山や東山などの山林部の「ヤマザクラ」であり,平野神社や仁和寺などの神社仏閣の「サトザクラ」だったそうです。
 そして,明治以降,都市空間にも桜が植樹されるようになり,明治37年(1904)に京都で初めてソメイヨシノ約600本(丈約60cm)が植樹されたのが本園だと明らかにされています。また,動物園のソメイヨシノは「近代」や「文明」を象徴するものとして植樹され,一斉に咲くという特性を活かして,南側疏水沿いに列植して桜景観を作り出しており,これは今も受け継がれています。


 ちなみに,明治37年の植栽から5年後には花見が出来るほどに成育し,その後は補植を行いながら,昭和15年(1940)の時点では約500本の桜が植わっていたとの記録が残されています。
 その当時の様子が大正時代の絵葉書に残されており,園内は群植,南側疏水沿いは列植されている様子が分かります。


 今後も春の京都を代表する景観のひとつである桜景観を大切にしていきたいと思います。

 種の保存展示課 和田

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