飼育員ブログブログ

2009年8月4日(火)何が経験できるかは運次第!?

 いよいよ実習の季節になり,1日から獣医学実習生を受け入れています。
 動物園では社会教育の一環として,獣医学課程や学芸員資格取得を目指す学生を対象に実習を行っています(詳しくは学校向けプログラムをご覧下さい)。
 これらの実習には決まったプログラムもあります。しかし,獣医学実習では何が経験できるか?事前には分からないこともあります。それは,『動物の診療』です。
 飼育員や獣医師にとって,動物が元気に健康ですごしているのはとっても良いことなのですが・・・実習生にとっては実際の診療を体験する機会が少ないということになります。
 そのため,診療現場を数多く経験できる実習生もいれば,そうでない場合もあります。
 しかし,動物園の獣医師は診療業務以外にも多種多様な業務をこなしていますので,それらの仕事を通して,動物園の役割を理解してもらいたいと考えています。また,指導する方も実習生を指導することで,自らの知識・能力を高めるために生かしてもらいたいと考えています。
 これから,博物館学実習・獣医学実習と9月下旬まで受け入れが続きます。もし,園内で見かけたら応援してあげてください。
 ところで,今日は何をしたか?ワニの骨格組み立てに挑戦してもらいました。これも,なかなか体験できない経験ではないですか?
                      わだせい