飼育員ブログブログ

2020年7月22日(水)削蹄~ロバ編~

先日ロバのハルの削蹄を行いました!
おとぎの国にいるヤギやヒツジもそうですが,蹄のある動物たちにとって蹄の管理はとても大切です。

蹄は人の爪にあたる部分です。
飼育下では,削蹄を行わないと蹄が伸びて歩きにくくなったり,最悪の場合は歩けなくなってしまうこともあるそうです。

削蹄前のハルの足裏がこちら

蹄の縁や底面が伸びてきています。

今回は削蹄のやり方を紹介したいと思います。
蹄の構造と削蹄の手順の図(番号は以下の説明と対応しています),道具の写真を先にのせます。

①センカンで蹄尖を切る
②削蹄用カマで蹄高・蹄底角度を整形する
③ヤスリで蹄尖から横にかけて余分な角質(伸びてきた部分)を除去し,蹄高・蹄底角度を整形する
④⑤伸び方によっては蹄叉や蹄叉側溝をトリミングする

削蹄後の蹄はこんなにきれいです!

おまけに切った爪の写真を載せておきます(^^)

ヤギやヒツジの蹄はもっと小さく,すこし削蹄のやり方も違うのでまた今度紹介したいと思います。

ロバ担当:櫻井ひかり